W troubleが意外と売れてる件

ジャニーズWESTに関して。
最近ブログも放置でTwitter見る事が多かったが、140文字ってのがw
すみません。上手く纏めて書けない。おバカだよな〜。
ま、それはさておき。

 

ジャニーズWEST6枚目のアルバム『W trouble』が3/18発売となりました。
WESTってアルバムは前回2種で11万位だったっけ?
それから類推すると、今回4種だから2倍で22万?てな訳は流石に無いだろう。
多分CDちゃんと買うファンは5万弱程度だろう。

4種といっても通販盤は価格が張るし楽曲は少ない。そして数字にどう反映されるか不明。NEWSの時は週末に加算されたらしいが。
シングルではなくアルバムなので3種とか4種とか買う人はいるだろうが、複数買いはそこまで居ないんじゃと予想。

一応ID2枚でプレミアム上映会応募はある。これに応募したくて複数買いは…まぁしたい人はするだろうが、ほんとオマケみたいなものなんじゃと勝手に考える。だって東京大阪で1日ずつよ?2時間弱として4回入れ替え程度でしょ?普通ホールサイズ。もしアリーナ使ったとしても1500*4=6000人か?当たんないよw

 

だからせいぜい15万程度、18万売れたら御の字、ほんとは20万超えが嬉しいけど…アルバムだしな〜と。
前回のシングルは20万行かなかった。ドーム公演発表してなかった頃だったと思うが、ドーム公演コンスタントにするには売上20万枚が事務所的にはラインっぽくて。
あ、ジャニーズはいくらコンサートの応募倍率高くてもだからってハコを大きくとかはしない。あくまでもCD売上でハコのサイズが決まる。(と、以前つーこさんが宣っていた)
だから20万欲しかった。


でもね。
ファンが無理して複数買いしてCD売上が上がっても仕方無いと思う。それファンが疲弊したら終わりだし、元々CDって音楽聞くためのツールなんだから、それから外れた単なる数字加算の為の購入はなんだかな〜だ。

特典映像や聞きたい楽曲の為に複数の盤買うのは全然ノープロブレムだけど。
でもさジャニーズWESTって、そこまで複数売りしてくれないから、事務所は売る気が無いんだなと思ってた。

 

が、今回は違った。ちゃんと盤の種類がいろいろある!
勿論各々が好きな盤を買えば良い。でもお金を出しても特典映像見たい人や楽曲聞きたい人には、それが可能なように複数盤販売あると嬉しい。何よりCD売上枚数が上がる(笑)

 

で、発売となった。

 

A1【WEST】 WESTV(2 WESTiv(2  なうぇ(2  ラッキィ7(2 パリピポ(2 goWEST(2
         2018.12  2018.01  2016.11  2015.12  2015.04  2014.08
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
月       ***,***  *49,683
火       *60,440  *25,791  *51,317  *52,593  *47,156  *46,998
水       *18,419  *14,110  *16,683  *13,985  *14,165  *16,221
木       **6,950  **6,955  **6,984  **8,194   **9,349  **7,036
金       **3,983  **3,521  **3,680  **(4位)  **3,726  **4,953
土       **3,593  **2,852  **2,958  **(5位)  **3,182  **3,986
日       **2,902  **(5位)  **(4位)   **(7位)  **(6位)  **2,943
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
推定売上   *96,287  102,942  *81,622  *74,772  *77,578  *82,137
週間枚数   *96,350  104,944  *85,612  *85,089  *81,161  *82,887

 

 

                                Wトラ(2 
        ****.**  ****.**  ****.**  ****.**  ****.**  2020.03
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
火       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  153,931
水       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  *28,235
木       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  **8,453
金       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***
土       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***
日       ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
推定売上   ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  190,619
週間枚数   ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***  ***,***

 

びっくりだよ。初日が15万超えてる!
メンバーもスタッフさんから聞いてめっちゃ喜んだらしい。シングルの『ええじゃないか』初日より売れてるとレコメン中にメールがあって、
「ほんと?」
「アルバムなのに…!」
と驚いていた。
ちゃんと”アルバム売上<シングル売上”なのは知ってたんだね。
このままいけば、多分20万いくだろう。
アルバムで20万は嬉しい!
でも…次回シングル不安だけど(笑)

 

で、今回なんで増えたのか。要因として、
・盤の種類が増えた。
・リード曲のW troubleがカッコよかったから、普段買わない人も買ったのかも。
・イベント応募やストリーミング目当て。
・しげの露出でファンが増えた。
・楽曲提供して下さったアーティストさんのファンも買って下さった。
かなと?
何にしろありがたい。

 

通常盤初回プレス分IDでレコーディング風景が見えたのが嬉しい。合計で40分程ある。通常盤の値段を上げずに特典映像付ける為の工夫なんだろが、これはありがたかった。ただ期限付きなのが惜しい。どっかで特典DVDに付けて欲しい位だ。
そして神ちゃんとしげの楽曲が通常盤に入ってるのが嬉しい。後からは入手しにくい初回盤ではなく、常時購入できる通常盤に入っている。

 

内容に関してはパス(笑)
そこまで聞けてない。
ゆっくり楽しむ!

とりあえずアルバムの売上が望外に良かったので、嬉しいなー!というブログです(笑)

 

中山優馬がライバルのEndless SHOCK 梅芸 2019/10/5前楽 

行ってきました。

前楽のEndless SHOCK。

最近大阪しか行かないので、去年は梅芸は SHOCKしてないから2年振りかな?

でもって大阪も入れて1回程度なので、一昨年入った時もマイナーチェンジあったんだろうし、今年も多分ちょこちょこ変わってるんだろうけど、変更点がどこか分からない笑。

地味~に感想書きます。


今年は梅芸もちゃんとしたオケ入ってるらしい。

舞台前方上手に指揮者。

確かに楽曲の音に迫力あるような。

言い方があやふやなのは今まででも充分音は良かったから。違いがさほど分からない。

生演奏は贅沢だよな~とは思う。

KinKi Kidsのコンサートを初めとして互いのソロコンでも生演奏。KinKi Kidsでそれ当たり前のクオリティだから別にどうも思わなかったけど、他の舞台や他のジャニーズのコンサート見たら、それは決して当たり前ではなく、随分と贅沢であることに気付く。

太鼓も一昨年は殺陣シーンで舞台端で叩いてたけど、今年はセンターで叩いてる。これは迫力ある。


去年初めて優馬がライバル役。

優馬はドラマの『ぴんとこな』の時玉森と比べて随分頑張ってた印象あるから、結構期待してた。本人も SHOCK出たがってたし。去年よっぽど帝劇行こうかとも思ったが、優馬見るのに帝劇はさすがにちょっと…。

だから今回初見です。

あと如恵留も楽しみにしてました。アクロバットシーンあると聞いて。


バックのモニターが相当細かく精度上がってる。カーテンとか大桜とか映像が綺麗。でも精度上がり過ぎてモニターの映像頼りになってるような。セットなくて寂しい笑。


ダンスが綺麗。アンサンブルさんこんなに人数多かったっけ?見栄えがする。


では順に。

オープニング。

先程も書いたようにとても綺麗で華やかだった。

私が初めて SHOCKを見たのは多分2009とかその辺なんだけど、初めて見るジャニーズの舞台に結構がっかりした覚えがある。それまでに見た事あった舞台といえば、宝塚や四季。ヅカはがっつり衣装も派手だったから、階段シーンで SHOCKのショボさにちょっとがっかりした覚えがある。女性のドレス姿もみすぼらしかった。あくまでも私見ですが。え…ジャニーズってこのレベルなの?と。

その記憶と比べると今の SHOCKは階段のシーン華やかでとっても綺麗。人数多く感じたけど?ダンスと歌でアンサンブルさんを分けてオーディションしたんだよね。でも歌の方もちゃんと踊れる方なんだろうなと感じた。


ユウマ、リカちっちゃいな~。コウイチは置いといて笑。

コウイチ、最初のフライングシーン。相変わらず声がもげてるwでもって目算と違う場所に登場。いつも違うとこ見てる自分。


千秋楽舞台裏。

向こうにお辞儀してカーテン閉まるのが、自分達も舞台裏にいる感じがして良いよね。

優馬の歌声久々に聞いた。こんな声だっけ?笑。

優馬といえばJr当時に関ジュの7WESTで『君の罠だけ幻でもかまわない』を歌ってたのを、その後優馬抜けた7WESTで優馬パートを重岡大毅が歌ってて、意外と優馬歌上手かったんだ~と思った覚えが。ダンスもプレゾンで屋良っちに鍛えられてるから4Uバックで踊ってもそこまで違和感無かったから、そこそこは踊れると思ってた。まぁ1年目の内みたいなことは無いだろうと。

でも去年の優馬 SHOCKファンには結構不評だったようで。どうしてなんだろうと思いつつ。

リカは元々アイドルさん?男性が結構観劇してて??だったが彼女のファンか?

マツがオーナーに好意を寄せてるの?笑


屋上にコウイチ、リカ、ユウマ居た時、リカとユウマが少年少女に見えてびっくりした。小柄だな~。

昔ここで女性オーナーがコウイチにちょい迫るお笑いシーンがあって、オーナーとコウイチの関係性違うだろwと疑問だったから無くてほっとした。

それより屋上下のダンスシーン良いよね。以前はUSAメンバーがなんか跳躍力見せつけてるだけのシーンでなんじゃこりゃwで笑ってしまったけど、今はちゃんとブロードウェイを目指して頑張ってるアクターって感じがダンスで表現されてる。USAさんで一番小柄な人のターン凄いな~。あとバレエの素養のある動きで、去年のナイツ・テイルの森の鹿さん思い出した。


と、ここまで書いて。

10日程放置してしまったwヤバい。覚えてないw

ブロードウェイの街角シーン。

今まではコウイチだけがパーカッションのパフォーマンスを良いよねと言ってたのが、皆がリズムに乗ってて、パーカッションのパフォーマンスが如何に素晴らしいかというのがよく伝わった。

ブロードウェイへの進出を皆に問うシーンは特に何も思わず。コウイチがユウマをちゃんと気に掛けているのは伝わる。


ブロードウェイ。

ジャングルが無くなってコウイチの大人っぽいシーン。え?はだけたシャツが見どころだったのか笑

ソリタリ。

前は下手から上手くライバル役出られなかったというのを、舞台上にいるメンバーの視線や台詞でもうちょい分かり易く表していた気がするが…。

ソリタリの隊形移動が好きです~。

幕間。

余り記憶ない笑

そこまでユウマのインパクトはないな~。独自のカラー出すのは難しいよね。

あ、ユウマがコウイチの刀を床に投げてたな。今までのライバルは手にとってちょっと思案した風に演技してまた元の位置に戻してたから、ユウマ投げるんかいー!とちょっと意外だった。それを後からオーナーが拾ってた。ちょっと悲しそうに。


ジャパネスク。

いつも思うんだけど、リカの打ち掛けの色があんま好きじゃない笑オレンジと紫ってどうよwまぁ好みですが。

殺陣シーン随分変わってるね。去年見てないから余計そう感じるんだろうけど。部下がロープぶら下がって登場の殺陣シーンもないし。太鼓がずっと真ん中。迫力はある。あと両陣の大きな旗の下から夫々の立った箱が現れるシーン、箱無くなったんだね。シュタッと箱から降りるコウイチが好きだった。

如恵留の殺陣見たかったんだけど、コウイチとユウマ追うので精一杯だった。

太鼓が開いた階段の真ん中にあったから、どうするんだろうと思ってたらいつの間にかちゃんと階段できていたw

階段サイドから落ちたの誰?めっちゃぎりぎりに立っててびっくり。

刀を飛ばした時、ウチとかはちゃんと計算で刀から手を放したよって演技だったけど、ユウマはそうでもなかったような。あれ?故意にじゃなかったの?

でも真剣を抜いてそれに気付いたコウイチには、めっちゃしてやったり的な笑顔。その後は可哀相なくらい怯えてたけど。


昔のマイケルのスリラーもどきから派生したシーン、後ろの十字架のように切り取られた空間に無造作に落ちていくゾンビさんが好きですw


シェイクスピア

わーい!コウイチのリチャードⅢ世が大好き!

カクっと膝を落としてリチャードⅢ世に。あとユウマと入れ替わった後の冷たい視線。さすが光一氏!

このシーンも結構変わっている。以前は単にシェイクスピアのそれっぽいシーンを繋いだだけって感じだったけど、今回はシェイクスピアの台詞だけじゃなく合間にちゃんとユウマの言葉が入って随分と現実とリンクした意味合いになっている。凄いな…。分かり易い。

でもってウチのリチャードⅢ世で好きだったのが、リカ演ずるアンとのシーン。ここって内がやると色悪的な感じめっちゃ色っぽかった。あと何代か前のリカでアンのシーンでめっちゃ狂気がかった笑い方してた人がいて、個性出るな~と思った。その何年か後のアンは演技面白かったけど笑い方に品が無さ過ぎてびっくりした。

さてユウマは…あんまおもんない笑

この手の舞台は余りやってないのかな?卒なく熟してる感はあるけど…。ついオセローでイアーゴやった神山智洋と比べてしまったwそういや二人同い年か。

コウイチの臨終のシーンもちょこちょこ変わってたよね。時間経ち過ぎて忘れた。残念過ぎる。


コウイチの復活。

登場はシンプルになったね。おちゃらけも減った。

ブロードウェイに残ってステージに上がってるユウマ。

う~ん。やっぱあんまインパクト無い。卒なくは熟してるけど。

仲間から誘われも、最後までコウイチを中心としたダンスには参加しないユウマ。


クライマックス。

ここウチもヤラも結構熱量あった。ユウマは?

なんか…はぁそうですか…的な。

もうちょい必死感出してもいいのにな…。

コウイチもだけど、なんかさらーっと流れちゃったイメージ。


内担だった姉と以前に SHOCK観たことがある。台詞回しや背が高い故かちょい膝の曲がったダンス等いろいろ笑えたが、一生懸命さは伝わった。幼子のようにえぐえぐ泣いて必死にコウイチに縋り付き追いつこうとしていたウチは健気だった。

好きなのに振り向い貰えないリカの恋心と、尊敬するコウイチにどうしても届かない自分の思いを重ねて演じていたり。健気だからこそ憐れさを誘った。

ユウマに、それは、ない。

うーん。ユウマ故の何かが、もっと欲しかった。

最近ヤラは観てないけど、ヤラはヤラで切なさがあったように思う。


夢幻。

綺麗だよね。

真紅の直垂。

生き物のように舞台奥に繰り込まれる。

ここって前段のユウマの告白から最期を覚悟して…ってシーンをちゃんと演じ切れてないと、最期を覚悟してステージに立つコウイチというギリギリ感が迫って来ない。

いや感じなかったのは私だけかもしれないが。あくまでも私見です。

二人の太鼓シーンも、その前のダンスも余り響かなかった。

ダンスかな?

ウチの時も太鼓前のコウイチとの絡みは結構笑えそうだった。太鼓は良かったけど。


夜の海の後。

以前はひらひらと散る桜の花びらに手を伸ばし、儚さしか感じなかった。それがいつしか、しっかりと手を握り…。手の中にちゃんと握って収めて満足したかのようなコウイチ。儚さではなく、力強さを感じた。


あれ?大桜って映像だっけか?吊しだったような。

なんか映像処理が多くなって吊しや大道具的なの減った気がするのは、気のせい?


この後の大千穐楽のカテコで優馬がちゃんと成長していて~という話をしていたらしい。

大阪公演前の関西ローカル番組にビデオ出演していた光一氏が、スタジオにいる優馬にダメ出ししていて、優馬が、

「(光一氏がそう思っていることを)知らんかった。そうなん?これガチのダメ出しや」

といったような事を言っていた。

最初と比べて随分と成長したということか?


最初にも書いたが、自分は優馬は結構買っていた。お前何様だよwだが、ダンスも内よりはできるだろうし、歌も下手じゃない。

なのに…何だろうな…。

光一氏との距離感かな?優馬は内のように末っ子気質でするっと懐に入り込むようなキャラじゃないんだろうな。でもってきっと内のように無手勝流に自分を晒してしまうことも出来ないんじゃないかと。きっと優馬の方がいろいろと賢そう。でもってある程度卒なくこなせちゃうのかもな~。だから自分をがっつり曝け出せない。

そこが光一氏にとってはちょっと歯がゆいところなのかもしれないと勝手に思った。

でも SHOCKに2回目呼んだということは、ちゃんとそこに本人の頑張りや可能性を見出しているからだろう。その辺は光一氏シビアだから。大倉が良い例だw大倉は単に舞台仕事にハマってなかっただけかもだが。その様なことを後に光一氏が言ってた。大倉は舞台はコリゴリだったようだ。余程しんどかったんだろう。

その点優馬は自分から SHOCKに出演したいとずっと言っていた。

浜中文一が後輩の役で、優馬がライバル役ってのは、関ジュ卒業組と、関ジュで昔からエリートでヒロムのオキニであっさり関東に引き抜かれたデビュー組の違いかとは思うが、スキル的には浜中文一がダンス歌演技いずれも上だと思う。

そういや文ちゃん、ウチの独白シーンでずっと背中見せてたわ。あのシーンで敢えて一人だけ背中で演技する度胸は凄い。


優馬が1年目で SHOCKファンから余り評価が高くなかったのって、思い切り出来てなかったからかな。殻が破れてない。本人は一生懸命やってても、内のように自分を全て曝け出したようなところまでは行き着けない。

ダンスももうちょいやれたんじゃね?って思う。演技ももう少しなんかアプローチの仕方あったんじゃね?と。

真面目で頑張る子だと思うからこそ、惜しい。


てのが今回の感想でした。

時間経ち過ぎて本当に感想でしかない。



ところで。

この後ってライバル誰がするのかな~。

多分一番見応えあるのは屋良っちなんだろうな~。

内も好きだよ。もう何年やってるのかな?頑張ってるよね。でも内って外部の仕事余り無いのが心配。ヒロム亡くなったし大丈夫かな。

関ジュを卒業した浜中文一と、まだ関ジュに名前があるが役者仕事にシフトした室龍太が雑誌で対談してて、文ちゃんが、

「龍太は今はまだ事務所が仕事を回してくれてるが、そのうち自分で仕事を取らなくてはいけない時が来る。その時にどうするかを今からちゃんと覚悟を決めて今の仕事をしろ」

みたいな話をしてて…。成程な~と思った。

文ちゃんは年間5つ程舞台に立つ。…内は?厳しいよな~。まだ優馬の方が外部仕事してる。優馬は自分で映画のオーディション受けに行ったりしてるし。内にどれ程の覚悟があって仕事してるかだよな~。

あと、優馬頑張れー!


あ、密かに妄想したのが、優馬ぐらいの年代でライバルやってちゃんとスキルあるの誰かな?と考えたら…いましたw神山智洋

でも多分ライバル役に抜擢された頃の屋良っちのように華が無いとか言われそうだな。スキルは高いよー。歌も演技もダンスも上手いよー。でも SHOCK出て欲しいかというとそうでもない笑 出るのなら外部舞台で。



さて。1700回も超えた Endless SHOCK。

どんな風に進んで行くのかな。



流星と濵ちゃんの出た昨日のレコメン

昨日のレコメンの話を姉に。
相談するならどのメンバー?ってテーマのやつ。
私「まずしげはないわ〜って」
姉「ふ〜ん」
私「で神ちゃんの名前が挙がって。そうでも無い相談に本気で答えてくれそうと」
姉「確かに」
私「そしたら照史が『俺はしげやな』って」
姉「うん!そう思う。しげやろ」
私「『え〜ないわ〜』って」
姉「それ言ったの誰?」
私「流星と濵ちゃん」
姉「それって…アホやんwそりゃ濵ちゃんや流星とはそんな真面目な話せんやろw」
私「『昨日もしげから電話あって真面目な話した』って照史が」
姉「そりゃ照史とはできるだろうな。流星や濵ちゃんとはアホ過ぎてそんな絡みしかできんやろ」
私「…確かに…」
ちょっと複雑ではあるがw
てか流星もしないんかいw
ちなみに濵ちゃんは小瀧に相談すると言っていた。

昭和元禄落語心中〜からの重岡大毅w

姉が見たいと言って録画しようとしたんだが、1話目を録り損ねた。
で2話目は録れたんだが、1話目見損ねたからもういいと(笑)私2話目見て面白かったから1話目探して見た。
1話目は現代の話でそこから遡って2話目の過去語りが始まってたから、2話目から見ても別に違和感無かった。
へ~面白い。
岡田将生演じる菊比古と山崎育三郎演じる初太郎の関係性が。
元々岡田はそんなに興味無かったが育三郎は好き。なっちの旦那ってとこがイマイチだがw
でなんで育三郎好きかというと、mステ出た時にジャニーズWEST重岡大毅似ってとこから、エンディングで重岡と書いたグラサン掛けてくれてた。お茶目です(笑)
だから育三郎出るの知ってたのに、初太郎のビジュアルが育三郎と結び就かなくて、2話目ずっと判らず見てた。『これ誰?』って感じで。エンディングのクレジットで気付く。アホやんw

2話目見て、ぐっとくるところがなんだがBLめいてるよな~と思った。で検索かけて…あ、そうか!
原作は漫画だが、第一巻の表紙見て思い出した。何年か前に見た面白いBL紹介みたいなコラムで見たわ。当時BL範疇になってたのにw『へ~落語ね』と思いつつ手には取らなかった。
検索かけると3話まで無料で読めるアプリがあって3話までは見た。結構原作に忠実かもだが、原作より皆男前だ。原作はちょこちょこコミカルな描写が入る。
無料だった3巻までの内容が、丁度テレビで見てた3話とか4話の辺だった。
どうなるんだろう?これ。
漫画やアニメも人気で実写なったようだ。
先日5話があって昨日深夜に再放送やってた。
戦後帰らぬ初太郎を師匠の家で待つ菊比古。その再会のシーンが好きなんだが、後日落語を捨てて東京を去っていた初太郎を探しあてた菊比古との再会シーンが、シチュエーションが被ってて思わずキュンとなる。
淡白で冷たくて優しくて孤独な菊比古もいいし、根っからの人たらしで明るく陽気で優しくてがさつな初太郎もいい。
今日本屋でドラマを小説化した文庫本見つけた。薄くて読みやすかったから、6話以降ラストまで読んでしまったwww
でもストーリー知ってもドラマは見られる。NHKだけあって丁寧に作ってるので映像に力がある。無論役者もだが。
岡田将生ってこんなにできる役者だったんだね。
でもって育三郎。目がいいわ~。

 


でもってここからは全く関係ないのだが。
育三郎と似ているとお互いのファンの話題となっていた重岡大毅
いいな~。育三郎。こんなお仕事できて。
勿論キャリアも知名度も違うが。片やミュージカルで実績積み上げてきたスキルも高いイケメン王子で。片やジャニーズとはいえ事務所から片隅に追いやられてる感もたまに感じるジャニーズWESTの、更に地上波での演技仕事からはめっちゃ遠ざかっている重岡大毅
ほんと羨ましい。そういう仕事重岡にお願いします!
でもジャニーズWESTって基本ご指名以外の仕事はあんま回って来ないみたいでーーー事務所推しのツイン(小瀧、藤井)は除く。あそこはちゃんと事務所が仕事取ってきてるようだーーーとすれば、しげに仕事が来るのは、『宇宙を駆けるよだか』を見て目に留めてくれた人がいたかどうかにかかってくるが。

本人曰く。
『ごめんね青春』はもっとやれたんじゃないかという思いで終わってしまった。『溺れるナイフ』はそんな思いが吹っ切れて演じれた作品。”きたっ!”と思ったのに反応は無かった。『宇宙を駆けるよだか』も自分的にはやった!感はあった。でもまた今回も余り反応ないかも。
ーーーとファンからすれば何とも切ない話をしていた。

彼の場合、役柄の範囲が限られるのかもな。高校生のラブストーリー的な話で陽気で明るい当て馬やらせりゃ絶品です!……てwなかなか今日びそんな話は転がってないし、もう26才だから現役高校生と比べるとw
でもってちゃんと時間をかけて監督さん拘らせて貰えたら、そこから監督さんが彼の良いところを引き出してくれるんだろうが、スカッとジャパンの再現ドラマみたいな現場ではイマイチかも。安定性がな~。そこは流星も一緒だが。
だから万が一彼に初太郎来ても育三郎みたいな演技は出来ないだろうな~と見て思った。年は多分5つかそこらしか違わないだろうに。
なんで重岡に演技仕事が来ないか謎だ。

おかげでラジオ収録がめっちゃ多い。グループで2人ずつ3つのレギュラー番組を回しているが、1番組で固定MC役やってる桐山照史除くと一番出演が多い。
新感線出たりシェイクスピア作品出たりしてる紙や智洋や、山田洋次監督や黒柳さんや白鴎と仕事してる桐山照史や、主演映画やバーターの仕事来てる小瀧望や、バーターなしにコンスタントに仕事ある藤井流星。情報番組でレギュラー何本もある中間淳太や、舞台の続編やってる濵田崇裕。皆結構忙しい。
重岡はピン仕事は関西ローカル1本だし。

重岡大毅に地上波ドラマか映画のお仕事お願いします!

はぁ。
言っちまったw
言霊言霊www

追記。
藤井が最近、間宮祥太朗と御飯行った時に、
「ほんとに今更の話だけどさ」
と話始めた間宮。
溺れるナイフ』の重岡大毅が良かったと。
藤井は同じグループのメンバー褒められると嬉しい結んでまあじた。
見てくれている人はいるんだね。

 

で話戻ると。
落語心中面白いよー!
2人の関係性が一番ぐっとくるし、落語ちらっとでも興味あればそこをどう演じるのかも楽しいです。
来週クライマックスです~。

 

『ナイツテイル』2018/10/4 昼、夜の部@梅芸

うわー!
書いた文章半分消えた!
めっちゃショック!!!!
しくしく。
泣いてても仕方ないから、もう一度書くか。もうざっくり書くw

あともうすぐ千穐楽だしいいかなと、ストーリーがっつり書いてます。ネタバレ嫌な方は回れ右で。
ではでは。

 

行って来ました。
10/4昼夜公演『ナイツテイル』。
昼は1階最後列。
夜は2階最後列。てか金魚鉢w
本当は3階後ろから2列目だったが、3階の階段が上がれず、席まで辿り着けなくて断念。代わりに2階のお子さん連れの方用防音室に案内される。全面は二重のガラスかアクリル板かなんかで防音されていて客席の音もほぼ聞こえないしめっちゃ薄暗い狭い部屋なんだけど、舞台始まるとちゃんと舞台見えた。音は部屋にスピーカーがあって、昼の1階最後列よりむしろ音響良い。昼は光一氏の歌声なんかで聞こえないな~と思ったところもよく聞こえた。
席はいずれも上手側。だから上手の階段が死角だった。

入場すると幕の降りてない舞台が見える。
微妙に傾斜の付いた床に、セットは背景部分に半円のバック。イメージは巣らしい。八方に広がる鳥の巣か蜘蛛の巣か知らないがそれの上半分だけにしたようなものをバックに立て掛けたような。その裏には階段が付いていて、階段はアーチ状で左右から上がれる。途中は所々広くなっていて、そこで太鼓、三味線、横笛の演奏をしていた。階段頂上部でも芝居していた。
巣をイメージした部分は棒や網状や板状のものが組み込んであって途中を登ったりもしている。色は茶色で素材は金属か?
床は15°ぐらいの傾斜だっけ?ほぼ分からない程度。
オープニングで舞台の床に赤い大きい円の光りが見える。その中が回り舞台になっていて、セットは変化なしだが、回転して、小道具と人の動きで場面転換する。
小道具は、獄中のベッドや森の木々(金属製でシルバー)や花々。

オープニングで舞台真ん中が焚き火っぽい。その周囲を人々が踊っている。スモークも焚き火から出ている。ジャーン!て感じではっと気付くと真ん中に光一氏と井上さんが出現!え?どうやって?!夜公演で確かめようとしたら忘れてたw

まず最初にざっくり感想。
・光一氏の歌、ソロパートが少ないw
井上さんが圧倒的に多い。まぁそりゃ…ねw声量が少ないからな~。
萌音ちゃんこんなに歌上手いと知らなかった。結構見せ場の歌もあり。彼女でさえ…と思っちゃ駄目か?^_^;

・ダンスと殺陣あるが、アンサンブルさんはアクションできる方ではないから、殺陣はゆっくり。井上さんと一緒に殺陣あるが余り分量は変わらない。唯一光一氏の剣の捌き方が、くるくると華麗。持ち慣れてる感出てた。

・ダンスは、アンサンブルさんはクラシックバレエの基礎のある方も多いんだろな。それと比べて光一氏体幹がどうのこうの言ってる人いたみたいだが、そりゃ基礎が違うんだから仕方ないだろ。光一氏はバレエは噛った程度だ。
ダンスのスタイルが違うってことなんだろうな。振付の方が、光一氏は長い年月でカッコよさを身に着けているから、それを消さないように考えたと言ってた。要は華があるってことだろう。光一氏って、プリンシパルプリンシパルとしての存在感のあるダンスをと考えてきた人だから、そこちゃんと尊重しての振付師さんの考え方はありがたい。

・話がよく分からないwそれ致命的www
ミュージカル慣れてないからか、歌詞が頭に入って来ない。元々普段から楽曲聞いても歌詞聞かないから、油断すると歌詞が右から左へ。
シェイクスピアの台詞回しも一応予習的に『オセロー』見てきたが、そこまで難解ではなかったから、別にそこは心配してなかったんだが…まさかの歌詞が頭に入らないとはw
いや『オセロー』は新訳で相当判りやすくしてたのかも。おまけに芝翫さんだったしな。台詞がちゃんと伝わった。脇の役者さんもシェイクスピアずっとやってきた役者さんばかりだったし。
だもんで、冒頭のアマゾネスの戦いの後ら辺までは、さっぱり意味分からん的なw

とここまで書き直したが、内容よく覚えてなくて、後段読むと重複してる部分あり。
すみませんw
ここからは消えてない部分を。


 
次は内容に関して。
脚本はケアード。
シェイクスピアをずっとやってる方。
でもって原作にシェイクスピアの名前が。
『ナイツテイル』発表になった時、シェイクスピアと誰かの合作の『二人の騎士』ってのが元だけど、余り良い作品じゃなく上演も余りされない作品だっての読んだ。

で、だ。
脚本にケアードとあり、原作にシェイクスピアだけど、どれぐらい原作に忠実なんだろな?台詞とかは結構まんまなのか?
さすがにそれほどの秀作でもなく知名度低くて『二人の騎士』は原作にはあたらなかった。
ただ台詞回しなんかはやはりシェイクスピアなんだろな。
キャラクター改変と、牢番の娘をアテネの大公の妹エミーリアの幼馴染フラヴィーナにした辺りがケアードの脚本か?
元々はフラヴィーナは死んでたのを生きてた設定にして、最後の大円団に繋げるのはシェイクスピアが良くやる手だから、みたいな話がパンフにあった。

あとあの時代の演劇は、人が死んで結婚が成就できなければ悲劇。反対の大円団的結末は、悲劇の反対だから喜劇でコメディという呼び方だったらしい。だから別にドタバタなおかしい話でなくても喜劇でコメディらしい。
へ~。そうなのか。だから『ナイツテイル』をコメディと言ってたのか。

『オセロー』は新訳で意外と分かり易かった。或いは役者の技量かもしれないが。或いは演出の差か。オセローの演出は蜷川さんの助手を長らくやってた方だ。日本人っぽい生理だったのかも。
ケアードは日本でやった『十二夜』なんかの時とは稽古が全然違ったそう。普段はワークショップ的な所から入るが、今回はそのままやりながら作っていったと。で、最初で既に光一氏と井上さんは台詞が入ってたそうで。そこはさすがっす。

う~ん。
シェイクスピアをずっとやってた役者さんで脇を固めていた『オセロー』の方が”台詞で伝える”ということに関しては、一日の長があったのかもな。
あとストレートプレイじゃないから歌で伝える部分が、自分的にはちょい聞き取り難かった。
フラヴィーナの独白の歌のシーンとかは、歌の方がよく情感が伝わって良かったけど。

ヒロムが、英語の台詞回しのリズムのまんま日本語の台詞回しになっていて、そこ興奮していたらしいが。それは私じゃ分かんないもんな~(笑)そういう工夫もあったようで。 
シェイクスピア独特のまどろっこしい修飾的な言葉遣いってのは意外とそこまで難解ではないから、普通のストレートプレイでのシェイクスピア舞台なら別に理解できるんだけどな~。


あと、よく分からんかったのがテーマだ(笑)
結末が最初???だった。
それは後ほど。


最初にこの舞台の説明的な歌。こういう台詞って、確かシェイクスピアあったよなと思いつつ聞く。『十二夜』とかだっけ?中学か高校の頃読んだ記憶なので定かではないw

従兄弟アーサイトとパラモンの二人は、自国テーベの支配者である伯父クリオンの事をイマイチだと思ってる。人道的に悖る。戦いの相手アテネの方が理に叶ってるとは思いつつも、自分達は王の甥だしな~的な(笑)

前のアマゾネスの戦いのシーンや、戦いに破れ夫の遺体をクリオンに晒された王妃が、アテネ大公シーシアスにクリオンの非道を訴えるシーン、そして従兄弟のシーンと、いずれも場面転換が上手い。
舞台には、円状の周り舞台があるだけだが、その円形が少しずつ周りながら、人も動き、場面が変わっていく。セットは背景の半円形の巣をモチーフにした物のみ。非常に演劇的。ある時は花が生え王宮の花園に、ある時は金属製の木々が生え森の中に、またベッドや椅子が出てきて牢獄にもなる。
ちゃんとそれが観客に分かるのが面白い。 

あ、お花ですが。よくジャニーズ舞台である、花がボトっと落ちてきて何故か床にすっと立って咲いてるやつ。あれが使われていて、円形の周りに人が立ってヒュッと投げると円の中に数輪ずつの花が立つ。あれ…ジャニ以外で初めて見たわw結構ポピュラーな手法なの?

それから戦闘シーンで棒の先に赤い2本の長めのリボンが付いていて、新体操みたいに振り回して、多分それは倒される兵士とその血かな?って感じの演出。あれ周囲のライティングも赤で印象的でした。

なんのかんの言いながらもテーベの王子達である従兄弟達はアテネと戦うべく戦場に赴く。
ここで大澄さんが伯父さん演じてるんだが、頭の上に大っきい顔を載せてる\(^o^)/なんじゃこりゃwww退場時は頭上のアーチ状の階段上に居る人が頭だけ撤去してたw
いやまだここははれれ?だったが、その後更にデカイ顔が階段上に出現。ほぼ人の身長サイズの顔。これが、悪のクリオンが戦場で破れたのと同時に顔も4つに割れて散る。
はははwなんじゃwありゃwww破れ去ったのは分かり易いが。
で戦場では光一氏と井上さんの殺陣。
お衣装が光一氏青系、井上さんはグレー系で多分鎧のモチーフ。衣装はほぼ全部アシンメトリーで西洋とも東洋ともつかぬような世界観だそうで。
二人とも結構がっつり化粧して綺麗っすw

そういや配役は、

堂本光一 アーサイト 
 テーベの王の甥
井上芳雄 パラモン
 テーベの王の甥
音月桂 エミーリア
 アテネの大公の妹
上白石萌音 フラヴィーナ
 アテネの牢番の娘
岸祐二 シーシアス
 アテネの大公
大澄賢也 クリオン、ジェロルド
 テーベの王と森のダンス集団の指導者の二役
島田歌穂 ヒポリタ
 アマゾネスの女王

の順に出てました。
光一氏クレジット一番なのか~(笑)ここは出なくてもいいホーム外にわざわざお客さん連れて出て来た光一氏に敬意を表して的な?
それはさておき。

殺陣は緩い(笑)まぁしゃあない。ミュージカルですから。
戦いに破れ傷を負った二人はアテネへと連れられて行く。
アマゾネスの女王ヒポリタは虜囚だったがアテネ大公の求愛を受ける。大公妹のエミーリアとはそこそこ話せる。兄の愛は受け入れられないのか?と聞く。
その前に10才ぐらいの頃自分にはフラヴィーナという親友がいたが死んでしまったと。

島田さんて、アマゾネスだからか衣装も化粧も結構エキゾチック。
音月さんはしゅっとして品がある。
二人共歌上手い。島田さんはなんとなく名前知ってたが、元子役だって。でもって大阪芸大教授。どうやって今に至ったんだろう。音月さんは宝塚らしいが納得。
皆歌上手いな~。
光一氏…声量が…な^_^;

光一氏ってさ。
多分ダンスや歌って努力の人だよね。そこは結構凡庸だったんだろうに、必要性や好きってことで取り組んできて今に至る。あ…いや…エンターテイナーとしての自分に必要だからやってきたんだろうな。光一氏って、華があるからこそずっと前に立ってきた人だから。ずっと推されてきて、だからこそきっとそれに相応する物をと努力してきた人。楽器演奏なんかは、するっと要領よくやっちゃうらしいがw好きなことはコツコツやりそうだが、そこ頑張れよ!ってとこでも自分がそうまで必要性感じてないことは結構スルーしそう。
ミュージカルやりたい人ってわざわざそれ系の大学行ってちゃんと声楽を基礎からやってたりする。井上さんとか、宝塚出身の音月さんとかも。大澄さんはダンサーさんだから、一概には言えないんだろうけど。
でもミュージカルであの声量はキツいなと、今回思った。萌音ちゃんとかもちゃんと歌えるもんな~。
そう言えば大澄さんて、小柳ルミ子の元旦那のダンサーてイメージしかなかったが、浜中文一と『クリスチャン・グレイ』もやってたし、藤原丈一郎達と『リューン』もやってた。すっかり役者さんになってて驚いた。

アーサイトとパラモンの動きによって、牢獄が舞台の円形の中だったかと思えば階段上になったりと、どんどん変化していく。
階段上で牢番娘からの差し入れのワインを飲んでたかと思えば、牢獄の中で歌ってるし、王宮内を散歩するエミーリアを見つけ恋に落ちたり。忙しない(笑)
階段上は外から見た牢獄の窓。そこから手鎖をはめられて外を眺めている二人。
でライトの当たってない階段を降りて、回り舞台の端っこに二人で立って、舞台が回って正面に来る。手鎖はめて窓から外を見ているテイで。なので両手を窓枠に置いている様子。
でも実際は何もない所に手を置いてるから、二人で立ってるとまるでハムスターが二匹前足を上げて並んで立ってるみたいでめっちゃかわゆい!
まじ可愛いっす!

二人でエミーリアに恋をするんだけど、そこの台詞やなんやかやが、アホっぽくて可愛い。で、光一氏の間が上手いよな~と思う。ちゃんと笑える。
  
光一アーサイトはテーベの家族が身代金を払って、アテネに入らない事を条件に自由の身になる。エミーリアへの恋故に互いの状況を羨みながらも、従兄弟達はそれぞれ別れる。

アテネを出たアーサイトは、森の中で、エミーリアの誕生日祝いに踊りを披露する舞踊の集団と出会い、素性を偽ってその集団に潜り込み、エミーリアに再び会おうと試みる。

ここ、光一氏の見せ場です!
なんたってダンスミュージカルだそうですから。
舞踊団のダンスの指導者ジェロルドが大澄さん。わぁいー!光一氏のダンスだー!と見てたけど、あっという間に終わったw
多分このシーンと王宮でのダンスシーン見て、アンサンブルさんの方がダンス上手って言ってた人がいたんだろうが。
別に一際上手って訳でもなかったが、勿論下手ではない。ちゃんと華があって、アーサイトだけキラキラ見えたよ。
森で舞踊の集団見つけたアーサイトは、荷物や上着をを置いて、頭には布を巻いて登場する。また王宮では緑の衣装で。この衣装はここだけ。えーん。もっと見たい。

王宮で踊る舞踊団見て、エミーリアはアーサイトに気付く。でも正体隠してるから自分からも言わない。
アーサイトへの恋心に気付いていたけど、正体を隠した嘘のアーサイトには告げれない的な。舞踊団と一緒に踊る2人素敵。
で優勝はアーサイトに。緑で編んだ冠をエミーリアから被せて貰う。
ヒポリタの助言で、アーサイトはエミーリアの従者に。衣装も大公妹の従者に似合いのゴールドの豪華な衣装。
  
一方パラモンは牢番の娘に脱獄させて貰う。どうしてここまでしてくれるのかと聞かれるが、それは自分で考えてとフラヴィーナ。いやいやそれは甘いwなんせエミーリアに目が眩んでいる男だし。
でも実際は、本当にエミーリアに恋してる訳ではなくて、単にアーサイトの合わせ鏡的な心理だったらしいが。
で、パラモンが逃げ込んだ森で、大公達の鹿狩りが始まる。
鹿さん可愛いね~。ダンサーさんが鹿に扮して踊ってるんだが、仕草が鹿っぽい。コンテンポラリーダンス的、乃至はライオンキング的。手先とか足先の動きが。何頭か鹿さんいたが、その中の1人がJUMPの知念のお姉さんだった。へ~。後でパンフ読んで知ったw

乗馬シーンは、片手で手綱持って片手でシッポ握ってたのが、ちゃんと乗馬に見えて感心した。

森の中でたまたま出くわすアーサイトとパラモン。
で、1幕終了だっけか?
結構わくわくして続きどうなるの?と幕間休憩へ。


出くわして、アーサイトが帰って来たのは自分の為じゃないよね?ってパラモンが確認。ちょこちょこ笑わせてくれる。
アーサイトの衣装を見て、誰か高貴な人に仕えているのかと問い質し、エミーリアと知る。
で、アホの子2人なんだけど、アーサイトはパラモンの為に食料を持ってくるから潜んでいろと言い置いて一旦去る。
手錠は上手く外せた。

フラヴィーナはヤスリと食料持って森に帰って来るが、パラモンは居ない。手鎖のまま危険な森に放置したことを嘆くが、血も付いていない外れた手鎖を見て、パラモンは自分のことなんか何も考えずにさっさと逃げたんだと悟る。
自分は牢番の父の身も危険に晒してパラモンを逃したのに、自分の愛は伝わってなかったんだと、自分の甘い勝手な妄想を嘆く。
まぁ…そうだよな~^_^;
ここはたっぷりと萌音ちゃん歌って見せ場です。羨ましい(笑)

でもって、そんなことは考えもしていないパラモンとアーサイトは森で再び合流して鹿肉やワイン食べている。

茫然自失のフラヴィーナは森で舞踊団に引き込まれ、エミーリアの前で一緒に踊る。
踊ってる最中にはっと正気に返り、気を失う。
大澄さん演じる森のダンスの先生は、ちょい道化回し的な感じ。十二夜の森の妖精みたいな。道化を演じつつお客さんを引き込む。

大公達はパラモンが脱獄して森に入り込んでいる予想。一方アーサイト扮する従者も姿が見えないから、きっと森で迷ってるに違いないと。

森では結局2人がエミーリアを争って戦っていたところに、大公が出くわす。
森の木々の間で2人殺陣やってますw
ここでアーサイトが自分の正体をバラす。従兄弟と、エミーリアへの愛故に闘っていたと。
エミーリアはほぼほぼ面識ないような男達が自分への愛で闘って命を賭けようとしているのを見て、お馬鹿な男達とは思うが、命は落として欲しくない。愛する男アーサイトもいるし。

フラヴィーナは正気に戻り、パラモンへの愛をエミーリアに。エミーリアもアーサイトを愛していると。
でも2人はエミーリアを得ようと戦って、負けた方は処刑されることになる。一旦テーベに戻り、友人達とそれぞれ戦うグループを作る従兄弟達。その前に酒盛りw
ここだっけか?酒樽の上から仰向けに友人達の手の中にバタって倒れ込む光一氏の倒れ方が潔かった。井上さんちょい思い切りよくない(笑)でも体重違うしなw怖いっちゃ怖いかも。十字架みたいに掲げられて退場に思わず”SHOCKかよw”と呟いたw

で、男達を死なせたくないヒポリタ、フラヴィーナ、エミーリアは一計を案じる。

テーベから互いの一団を引き連れて帰ってきた従兄弟達は闘うんだけど。戦い方が結構かわゆい。シッポ取りゲームみたいな感じ。相手に背中の旗を取られた戦士は退場。最後にパラモンの旗をアーサイトが取るが、自分に従兄弟は殺せない、一緒に自分も殺してくれと大公に。

ここで女達が登場し、場を納めて大円団なんだが…。

いや…吹いたw
あのアテナの巨大な顔に。
舞台上部から吊るされた巨大な女性のゴールドの頭部のみが降りてくる。回りに同じくゴールドの布が垂れており、髪を模している。
なんなん?あれ。
愛が勝つ、はいいよ。
でもあの巨大な顔は意味分からん。おまけに髪部分を皆で持って広げてるし。
あれって西洋人のメンタル?
それか洋物ミュージカルってああいう感じなの?
ゴールドなアテナの巨大顔面に唖然として、台詞耳に入らなかった。
まぁ…愛は勝つ的なことか?男の面子や騎士道的なことより。
最後3組の結婚を告知してメデタシメデタシ。
光一氏と音月さんのあのリフトはお見事でした。どっちが凄いのかは不明だけど。ヅカファンからは音月さんオハコで難易度高いリフトで通ってるようだ。

エンディングでは、このストーリーどないでした?的なオープニングの歌と呼応した歌で終わる。
大顔アテナのインパクトにヤラれ、気付いたら終わってたw
えーん^_^;

最後のキャスト紹介時、光一氏と井上さんは正面のアーチ状階段上で何やら喋りながら楽しそうに舞台上のキャストの礼を見てました。

一列になっての礼は、音月さんの礼の腕の形が独特で、とっても優雅。

カテコで大阪公演かららしい、客席も一緒の歌の合唱。事前に劇場内で歌詞を書いた紙を置いてた。

 

見終わって帰りしな、若い女性が連れに向かって、
「楽しかったわ」
と言ってて、良かったな~と聞いた。
ああいうお客さんを会場に呼び込むことが今回の主目的だろう。
昼公演終わって、夜公演もういいかな?とは思ったが、やっぱ見て楽しかったです。
構成、ライティングとか見てて楽しい。

ストーリー自体は…なんなんだろうな。
私は何が楽しかったのか?
シェイクスピアがミュージカルってどうなるの?という興味。
あと光一氏って、ミュージカル俳優の中に入ってどうなのか?とう興味。
他は光一氏念願の外部舞台ってとこかな。

舞台としては構成とか面白かった。演劇的。
曲もまぁ良かった。ミュージカルは曲の力が強いと思う。楽曲の良さがミュージカルのインパクトを決めると思う。
題材は…多分男性2人が主演になるような題材をむりくり引っ張ってきて、何とか改変して整合性付けたんじゃないかと。そこまで共感もできないから感動も余りない。元々がシェイクスピアもイマイチで投げてた題材をよくここまでまとめたなとは思う。
でもやっぱギリシャ神話含めテーマに余り親近感がない。最後の唐突感は、感動すればいいのか笑えばいいのか不明。もうちょい料理の仕方あったんじゃ。
和楽器は外国人の感じるエキゾチックさというか。津軽三味線インパクト強いな~。途中のクリオンの戦闘シーンとかって、歌舞伎の土蜘蛛感というか。
普通日本でやるミュージカルって翻訳物が多いので、外国人の作ったミュージカルの初演を日本でってのが稀有なんだろうな。

光一氏のSHOCKは、歌とダンスはあるけどあれをミュージカルと言い切るのは、どうなん?だった。最近のは結構歌がナチュラルに台詞の間に入ってるけど。元々が、ジャニーさんのひっくり返したおもちゃ箱的トンチキ舞台を、何とか整合性付けて尚かつテイストを残したいとやってきたものだから。
ジャニ舞台は、もう一つのジャンルなんじゃないかと思う。ジャニーズアイドルのファンの為のエンターテイメントステージ。
それを何とか整合性持たせて、抜群の集客力で演劇人を瞠目させたが故に、SHOCKは菊池大賞だったんだろう。
敢えてそれでもミュージカルが好きだからとアウェーに出てきた堂本光一のチャレンジング精神は、お見事と言う他ない。
ほぼまな板の上の鯉だよ。何言われても甘んじて受ける。その精神があるからこそ、敬意を表してクレジットが1番なんだろうが。
堂本光一はJPOPアイドルだ。KinKi Kids自体が、昭和歌謡の如く楽曲の世界観をきっちり描き出せる平成の世では稀有な存在。
しかし。
ミュージカル舞台ではどうかと言えば…?
華はある。声量はちと惜しい。
歌は本来本職なんだから、もうちょい本気で声楽のレッスン受ければ何とかならないものかとも思う。ジャニーズ入った年数よりも若い萌音ちゃんがあれだけ歌ってるのにな…。残念。
でもひょっとして努力してあれなのかな?ならもう何も言えない。まぁ…煙草やめればもう少し何とかなるのかな?とは思うが、こればっかりは他人がとやかく言うことでもない。
でもって、ファンはそこまでしなくてもいいよと思ってるかも。あの過酷なSHOCKを例年半年もやってりゃ、プライベートはもうお好きにどうぞだ。

ダンスも本当に本人が好きでやってることなんだし。

演技は…余り引き出し無さそうだ。今回の台詞回しは、SHOCKで聞いたような感じのものが多い。お客さん的な感じの出演ではなく、もっとがっつり演出家に揉まれるような舞台なら、或いは一皮剥けるかもだが。
光一氏40歳だしな~。ずっとトップアイドルだったしな~。なかなかそういう機会を得るのが難しそう。今回のも10年言い続けてやっとだし。
ジャニーズWEST桐山照史神山智洋が、あの年齢で外部舞台でいろいろ経験させて貰っている。彼等は何も持ってないからこそ、捨てるものもないから事務所も身軽にチャレンジさせられる。
背負う物があるってことは、なかなか不自由だ。

さて。
『ナイツテイル』
再演はあるのかな?
チケットはちゃんと売れてるだろうし、ジャニーズファンの一部にではあるが、ミュージカルの楽しさを伝えることはできただろう。

舞台って若い子には敷居が高かったのを、ジャニーズは確実に裾野を広げていると思う。
劇団四季、宝塚、ジャニーズ、2、5次元的舞台等など間口を広げるきっかけとなっているんだろう。
エンターテイメントは平和な世の中じゃないとできないと言ったのは森光子か。
そういう世界でお仕事している彼等にずっと楽しませて貰えるのが望みです(笑)
 

『オセロー』追記

さて観劇から4日経った。

時間が経ったからこそのあれやこれやを。

 

まず本編と全然関係のない話から(笑)

カテコ最後の神ちゃんのお手振りについて。

私嬉しくてお手振りしたけど、歓声上がってた時もあったらしくそれ”ジャス民マナー悪いな”って文脈で叩いている人いた。所謂愚痴垢ってやつなんだろうけど。WEST周りって結構いるね。辛口の忠告なら別にいいけどさ。誇大な話にして現場にも居なかった癖にファンやメンバー叩く人。見てて何だかな〜となる。

”神ちゃんがマリウス見学来た時に、休憩時間にファンが騒いで、それ苦々しく見てた神ちゃんなら、自分が客演の舞台で歓声上げるファンを苦々しく思っているだろう”と。

いやそれさ、確かに見学者見て騒ぐファンもマナーがイマイチだけど、ファンがいること判っててその場にいたらそりゃ騒がれるwジャス民て若年層も多いからさ。その辺はイマイチ。

でもってオセローカテコラストのお手振りは…ありゃ懐深い主演の芝翫さんが神ちゃんに”ファンに手を振ったげな”と促してたように見えたから、振り返すぐらいは別にいいと思う。歓声も…あったのかな?気付かなかった。そこまでの気になる程のことではなかったけどな。

ただ、所謂愚痴垢にマナー悪いと言われるのは嫌なので、そこそこにしましょう(笑)

 

さて話変わって。

何故イアーゴーはオセローをあそこまで陥れようとしたのか。なんかピンと来なかった。

で、いろいろ検索かけて見てた。実はイアーゴーとオセローとデスデモーナの三角関係的な話書いてる人もいて。それもイアーゴーとオセローの恋仲的な。えええwwwそんな話だったのか?!

それはともかく(笑)

やっぱ悔しかったんだろうな。イアーゴーは。

きっと彼は誠心誠意オセローに尽くしていた。でなければ、オセローがあれほどイアーゴーを信頼していないだろう。オセローは、イアーゴーを誠実な正直者と称していた。妻を縊り殺す程に彼の言葉を信じていた。

それだけ誠実にオセローに尽くしていたにも拘らず、だ。オセローは自分の副官にキャシオーを任じた。キャシオーとは?育ちの良さで副官になった男。ということは、自分の誠意は氏育ちに負けた。オセローは自分の誠意より家柄を取ったのだ。

イアーゴーにとってはそれは大きな痛みだろう。裏切りと言ってもいい。

自分の誠意を踏みにじって家柄の良い男を副官としたオセロー。

誠心誠意尽くしていればいただけ、その痛みは大きい。傷は深い。

自分の誠意はオセローにとっては通俗的な家柄にも劣るものでしかない。

そういった恨みなのかな?と。

 

でもさ。オセローって、実はキプロス戦とかの為の外人部隊の傭兵的なポジションでしかない。生まれ育った国では元王族かもしれないが、そんな話もヴェニスの貴族達には単なる暇潰しのお話代わりにしか過ぎない。

ここヴェニスの人々はオセローを”ムーア人”と呼ぶ。面と向かって。現代人からすれば相当に差別的に聞こえるが、妻のデスデモーナさえそうなのだから、当時はそういうのが当たり前なんだろう。

傭兵の黒人の戦しか取り柄のない、でもだからこそそこそこのポジションを得ているピュアなオッサンのオセローが、貴族で白人で可愛いきっと年若い女の子のデスデモーナと恋仲になり、デスデモーナの親父をだまくらかして致してしまった。

信じていたオセローには裏切られ、そのオセローはなんと可愛い女の子と結婚までして幸せの絶頂。おまけに目の前にはデスデモーナに振られたロダリーゴーが居る。

こりゃ恨みを晴らせと言わんばかりだ。

多分最初はそんな感じだったのかも。

じゃなけりゃいくらピュアなオッサンでもそこまでイアーゴーを信じてないだろうし、途中イアーゴーのオセローへの接し方は誠実そうだった。あれは騙そうとか腹黒く思っている訳ではなく、単にいつもの習い性で誠実に仕えていただけだろう。

 

ロダリーゴーは結構コミカルな感じなので、ここでのイアーゴーは結構砕けた感じ。はいはいはいってロダリーゴーをいなしてる。

 

イアーゴーの妻エミリアは、今までは結構貞操観念ない感じの役柄だったらしいが、ここでは徹頭徹尾誠実な人柄になっている。何も知らず夫に頼まれるままハンカチを夫に手渡しただけで、誰にも害を成そうという気はさらさらなくて只の良い人。

 

 

さて。

イアーゴーは、オセローを嵌めようとしたが、この結末は望んでいたんだろうか?

デスデモーナへの嫉妬の炎に焼かれ、どうしようもなくなるオセローが見たかっただけなのかもしれない。

副官キャシオーには相応の妬みはありそうだったが。

妻を刺した時点で、もう物事はイアーゴーの手から離れていたんだろう。次に登場したイアーゴーは、もう壊れた自分の世界から出て来ない。

散々キツい取り調べを受け挙句放心しているようにも見えるが、彼は別にデスデモーナの結末にもオセローの結末にも心を動かされていない。

どうでもいいに違いない。

何故なら、彼の愛した誠心誠意上官に仕えるという日々は既に崩壊していたから。

社会のしがらみや家柄といったものは、自分の誠意などというものより遥かに堅固であることへの、ささやかな意趣返しか?

自分が副官になりたいとかいった現実的な望みを果たそうとした行動や動機ではない。既にもうどんな結末が待ってようと斟酌していない。

だからこその、あの壊れた世界の中にいるイアーゴー…かなと。

 

1幕最後はまだ地球儀をもて遊ぶ気持ちだったんだろう。ちょっと幼子のような。好奇心か?この先自分の行動で状況がどうなるのか。統べるのは自分であるという気持ちだったのかも。

だが、元々芽を孕んでいたに違いない夫と妻の破綻はイアーゴーの思惑など関係無しに坂道を転げ落ちていったのかもしれない。

 

3幕のバックの鏡張りは何の意味があるんだろう。

夫婦のベッドがあるのは、蜷川踏襲か?

あ、やっぱオープニングは原作は街路でしたw

あのゴンドラは意表を突くよね。ヴェニスだからアリなんだろうが。

2幕の赤い月も好きだった。月って地表近くは赤く見えるんだね。

シェイクスピア詳しい人はオマージュ的な話もしてた。ハムレットとその対になる人間の鏡を使った演出が、ハムレット幕切れにあるらしく、最後はそれとの関連か?とか。

そうなのか?

でもって、あの最後の最後に兵士らしからぬ格好をした男達が押し入って来て、バタバタと皆殺しにして去って行ったのは…何だったのか(笑)

よく覚えてないが、その後生き残ったイアーゴーがのろのろと立ち上がり、舞台正面に膝を突く…だっけ?

あの押し入った男達は?

キプロス戦に乗じて、ヴェニスからの人々を屠った地元の島民かな?とも思ったが。

勝手に自分達の島に土足で上がり込んで来たヴェニスの貴族達。そんなものは要らないと、拒否する実際にそこで住んでる人々。

ーーーかなと。

全てを無に、という象徴かなとも思ったが。異文化の衝突の中にある差別意識やなんやかんやを、混沌と共に力でなぎ倒したラスト。

力技だなぁ(笑)

 

そして、そこに残るのは、壊れたイアーゴー。なすすべもなく。

 

 

 

うーん。

何のこっちゃの感想です。申し訳ない。

イアーゴーは何なのかな。

この演出家さんは何を伝えたかったのか?神ちゃんは何を伝えたかったのか?

そしてシェイクスピアは?

 

訳分からんw

まぁシェイクスピアって日本の歌舞伎みたいなものかな?と思う。その時代のキャッチーな話題を娯楽的に上演。当時はそれほど御大層なものでもなかったんだろう。

その時代の研究や文学としての研究のテーマではあるだろうが、当時は単なる娯楽なんじゃ。

だから、今でも単に楽しめばいいかなと。

 

神ちゃん格好良かったよ。悪巧みを考えるところや仕草のキレ。

台詞はイマイチ聞き取りにくいとこもあったが。

シェイクスピアのイアーゴーをあの年齢で演じることのできる僥倖を、私は見たかった(笑)

ジャニーズWEST神山智洋が、あのカンパニーの中でちゃんと存在感を示すことができていた。

前にアゲイン現場出る時に流星が、

「”ジャニーズから何か使えん奴が来た”とだけは言われたくない」

から必死でやったと。またジャニーズWESTのメンバーはそれぞれ自分がグループを背負っている自覚がある。きっと神ちゃんもそうだったに違いない。

 

そして今回『オセロー』を見たことによっていろいろ考えることもできたし、シェイクスピアの一篇が知れた。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

『オセロー』2018/9/20 新橋演舞場

行ってきました。

『オセロー』9/20 13時の部。

席は1階6列センター。

 

白水ブックスの『オセロー』買ってたけど、読む暇なくて最初の20ページぐらい読んで放置。学生時代に十二夜とかリチャードⅢ世、空騒ぎ、真夏の夜の夢とか読んでた筈だがオセローは読んだっけ?

オセローといえば尾上松緑、イアーゴーが辰之助、デスデモーナが玉三郎をおぼろげに覚えてるくらい。シェイクスピアは好きで蜷川版のDVDは買ったことある。でもそれぐらい。

だから『オセロー』よく知らない。

 

今回神ちゃんがイアーゴー代役と知り…すげぇ。辰之助なんかめっちゃ凄かったぞ。大丈夫か?神ちゃん(笑)。

新橋演舞場しかないから、東京まで行くのがハードル高くて最初は見るの諦めてたんだが…。あれ?そういや光一氏もシェイクスピアだっけ。10/4の『ナイツ・テイル』梅芸に行く。

シェイクスピアって台詞回しどんなだろ?と興味が湧いて、結局一般でチケット取った。たまたま行ける公演の6列目が1席だけ空いてて…よし!行こう!

 

新幹線の中で原作読むつもりが30ページぐらいで寝たw 早く着いたので、お昼食べながら読む。半分ぐらいまでは斜め読みした。

 

さて、1幕。

パンフ読んで、

「ゴンドラ5叟?なんじゃそりゃ?」

とは思いつつ。

これか!(笑)

あれ?でもこんなシーンあったっけか?原作読んで普通に街なかのシーンかと。

なるほど確かに5叟だ。場面転換上手いな〜。あの泣いてる寡婦のゴンドラ演出。これなんかこの舞台で足した演出だろう。

 

でもって初っ端が神ちゃんイアーゴーとその友人登場。

う〜ん。ちょい台詞が聞き取りづらい。

でもってその後芝翫さんのオセロー出てきて、台詞の圧倒的な差にw

まぁそりゃ仕方ないよな。子供の頃から歌舞伎の舞台立ってて30才も年上の人と、同レベルを期待するのは無理。

光一氏の出てた『陰陽師』のドラマでも思ったけど、歌舞伎役者さんて声張ってる訳でもないのに、現代語や現代劇の台詞めっちゃ聞きやすい。

神ちゃんもWESTのメンバーの中じゃ台詞随分聞き取り易い方だから、シェイクスピアの台詞はどうかな?と興味津々だった。 で、今回ちょっと聞き取り難い理由を考えた時、随分低音で喋ってるから、それかなと。

普段は聞き取り易い声だし綺麗な歌声だけど、流石にあの綺麗な声でイアーゴーはな(笑) 相当低めで喋ってる。特に悪巧み的なとこ。

 

友人役の人も綺麗な顔だなと思ったら、元ジュノンボーイだったwそして神ちゃんが陥れる副官もイケメンだと思ったら元ごくせん(笑)照史の知り合いって彼かな?

神ちゃんの長めでちょっとウエーブ入った金髪の髪型も相まって、イアーゴーめっちゃイケメン。綺麗だ。

しっかし総じて若いな。どうやらイアーゴー若いし、全体的に配役若めらしい。

でもって対照的に脇の役者さん台詞回し綺麗だな〜と思ったらwがっつり舞台の役者さんだった。蜷川さんの舞台ずっと出てた人もいる。

若手のメンツはあっちゃこっちゃから引っ張ってきてて、脇はベテランさんや芝翫さんの門下だったり。

それでも芝翫さんがオセローだからこそなんだろうな。あの重厚感で舞台を引っ張ってる。

 

デスデモーナは只管綺麗。

前列のお婆ちゃんの御一行様デスデモーナ登場でいきなり拍手してた。なんかそれヅカっぽいな〜(笑)今回団体客入ってたから観客の年齢層結構高かった。おじいちゃんなんかもいたし。

左隣のお一人様は20代っぽい方。多分神ちゃん観に来たんだろうな。右隣の2人組は50代。チケ流の話やヅカの話してたけどどうやら双眼鏡で見てるのが副官さんっぽかったw

 

背景やセットが結構面白かった。

アマデウス』みたいにがっつり写実的セットじゃなく階段をいくつか組み合わせて砦の中だったり。

1幕冒頭はゴンドラは出てくるし、貴族の屋敷も出てくるし、面白いな〜と見てた。

あと音楽がユーミンの旦那さんだったから、最初どうよ?だったが普通に楽曲良かった。元々クラシックから入った人だったんだね。音楽重厚でした。

 

1幕終わりが神ちゃんのシーン。

舞台雑誌で稽古場に潜入レポ的なのを読んだ時に、”神山が巨大なボールを浮かせて踊っていた。あれはどういうシーンになるのだろう”という記事があって。

神ちゃんが、

「あれは本当は地球儀なんです」

と。

地球儀出てきて、”あれか〜!”と思ったが、予想外の軽さというか浮遊感にびっくりした。 軽〜くぽーんぽーんと突き上げたり、手の先に持ったり、くるりと舞ったり。最後は大きな会議机に仰向けに寝て地球儀を操っていた。

めっちゃ幻想的。

しかしこのシーンの意図は何だw

これからのイアーゴーの人々を操る様を、地球儀を操ることによって象徴的に暗示か?

ここ神ちゃんオイシイな〜。

 

シェイクスピアって中世英国の戯曲だからお硬い舞台かと思っていたが、どうやら結構アレンジ効かせてる。台詞は勿論まんまなので、台詞以外の部分で。場面転換やセットやなんやかんやが面白い。

あと友人役が可愛い。イアーゴーにめっちゃ騙されてるんだけど、そこが可愛いというか(笑)

それから斜め読みした原作本の台詞が、舞台見てて意外と頭に残ってた。

 

 

2幕。

変装した髭面の友人w酔っ払う副官wモブの兵士役が予想外に人数多い。

 

思ったのが、副官やオセローに対するイアーゴーの謀略の動機が弱くね?

家柄が良い人間が自分飛び越えて副官になったからといって、そこまで恨むかな?あとオセローは自分の妻を寝取った的噂があったとか?

でもイアーゴー自身がオセローは高潔と言っている。多分寝盗られたとか信じちゃいまい。

結構表情とかは悪そうな感じ出してるけど、オセローに対してはあくまでも忠実な部下なんだよな〜。

なんでそこまで?てのがイマイチ実感できない。

嫌いだったのかな?副官とオセローが。ちょっとした意趣返しだったのかもな。

にしては奥さんにハンカチ盗んでくるようにしつこく迫ってたけど。意趣返しにしてはオセローへの計画が緻密だよな〜。

友人とのやり取りはイアーゴー若いwこっちはうかうかとイアーゴーに騙されている友人を笑って見ていられる。ちょっとコミカル。

 

階段を組み合わせた多分砦内っぽい感じのセット。

階段等諸々が動きながら兵士達のモブシーン。 真正面の砦の切れ目、階段上がり切った所に大きい満月が浮かんでいる。

2幕終わりは、デスデモーナの事で毒を吹き込んだイアーゴーと猜疑心に負けたオセローが、赤く染まった月の前で背中を客席に向けて二人立っている。

その背中が逆光のように浮かび上がっている。

 

神ちゃんかっけー!

これは原作読まねば!

次の幕間は30分。よし!読むぞ!

で、なんとか読破しましたw

 

 

原作と場面の切り方が違う。

3幕は2幕終わりの直前、階段下から始まる。

2幕ラストとほぼ一緒のやり取りなんだけど、オセローを丸め込んで悪そうな顔でニヤリと笑って、さも誠実そうな部下面して階段を共に上っていくイアーゴー。

同じ場面を2回演じているがテイスト変えて。

 

あ、前後しますが、花道を神ちゃん1幕で3回、3幕で1回通ったらしいw

あと1階24.25番目の間の通路を一回走って出てきた。

花道あんま覚えてない。出る前にシャー!って花道のカーテンか何かが開く音がする。いかんせん6列目だから後ろはよく見えない。

 

と、3幕途中で睡魔が襲うwやばい(笑)朝5時起きだったからな〜。

そういや初めて帝劇でEndless SHOCK見た時も、朝乗った新幹線更に早くて途中で寝てたw

デスデモーナとオセローのシーンで耐え切れず寝た気がするw

芝翫さんシェイクスピアにもかかわらず所作が時々歌舞伎っぽい。ここのオセローの慟哭するシーンとかめっちゃ歌舞伎やん。

オセローはムーア人だから、肌が黒い。若しくは褐色。ここに人種差別的なテーマもあるらしいが、肌が黒いと目が白く見える。正確に言えば白眼が浮いて見える。なんだか見得でも切ってるのかと黒目の位置を双眼鏡で確認した。

見得切ってませんでした(笑)

 

さていよいよ私的クライマックス。

友人を嵌めるイアーゴーの表情好きですわ。

妻を刺して逃げた後、捕らえられオセローの寝室に引き立てられる。 ここは縄手で台詞もなく顔も表情なくうつむき加減。

あ、途中で客席に顔を背けていたイアーゴーの場面があったが、寝室のバックが鏡張りだったので、鏡で表情確認できた。客席に背を向けていてもちゃんと演技してた。

虚ろなのかどうなのか。

オセローの方を上目遣いの三白眼で見てる時もあれば、目を伏せている時もある。

表情見たくて双眼鏡覗いたら、キラキラした乱れた前髪の下に、めっちゃ生え揃った長いまつ毛があってびっくりした。

最期の長台詞の後、ベッドの上の自分が縊り殺したデスデモーナの隣で、自分の首を掻き切ったオセロー。

明かりが落とされ、その中をイアーゴーが縄手のまま、のろのろと正面のベッドの前まで移動する。

ベッドの上にはこと切れたデスデモーナとイアーゴー。

その前で客席の方を向き、膝を突いたイアーゴーにピンスポ。

声は…無かったか?

台詞は原作読んで無いのは判っていたのに、つい何かを期待して、そのまま固唾を呑んで注視してしまっていた。

 

上を仰ぎ見ているイアーゴーに幕が下りる。

 

1.2.3幕いずれも幕が下りるその下にはイアーゴーがいた。

そう言えばパンフは芝翫さんのすぐ下に名前が。 勿論デスデモーナがいるけど、2番手だよね。

…すげぇ。こんなところにイアーゴーとしてジャニーズWEST神山智洋が立っているのが、凄い。

なんか本当に凄いな…。

この若さでイアーゴーとして芝翫さんと共演なんて、もうまず無いだろうと、その神山智洋が見たかったというのもある。

 

で、その神ちゃん。 WESTファン目線で言うと、

・姿が綺麗。あの髪型めっちゃイケメンなんですけどw

・そして。共演者と並ぶと意外と小さくない(笑)WEST内ではちっちゃくて可愛い扱いなのにw

ダッシュで退場とか結構あるが、重心落として駆ける姿がめっちゃ素早い。 

・腹黒い神ちゃんカッコいい。

・最後のシーンもめっちゃ印象的。ラストが神ちゃんて…。もう主役ですかっていう存在感。

 

 

さて。 シェイクスピアって名作だからいろいろと研究されている。そういうのは一切知らん(笑)だからあくまでこの舞台を見た感想。

オセローは、愛する妻に嫉妬の余り部下に騙された滑稽な男なのか?そしてその疑念から妄想が広がり妻を殺し自らも自刃するのが、悲劇的なのか?

う〜ん。

芝翫さんのオセローは立派で、ちゃんとイアーゴーの唆し方も上手かったから、妄想に捕われた哀れなオッサン的な感じは無かった。

原作通りなんだがイアーゴーの誘導の仕方が上手い。わざとオセローが問い掛けたがるように誘導してゆく。

 

どっかで文化の違い的な話を読んだがパンフだっけ? ムーア人が何者か寡聞にしてよく知らないが、舞台はヨーロッパのギリシャだっけか?ここじゃそりゃ異端児だろう。なのに議員や貴族達からの信頼も厚い。

ムーア人という言葉で表現される度に、それ差別ちゃうんかい?と思ったが。

この頃はそれが至極普通だったんだろう。 肌が黒いにもかかわらず当時のヨーロッパ社会で信頼されて階層の中を駆け上がり白人女性を妻としたオセロー。

その誠実な人柄故に尊重されている。 でもその夫婦の間には違う世界、文化があるから、

「父親を平気な顔で裏切っていたのだから、夫にも(以下同文)。そういう文化の場所で育っているんだから、”裏切らない”ではなく”裏切ってもばれないように女は裏切る”」

なんてイアーゴーに言われりゃ、そりゃここでの文化的にはそんなものかと思う。何故ならオセローは知らないことだから。

それもそうかと思えば嫉妬も芽生える。

オセローはふっつーにいい人で、デスデモーナも普通に綺麗なお嬢さんだ。最初のラブラブ加減も、後半のオセローに信じて貰えない場面との対比だろうし。

 

イアーゴーは…見る前はもっと図太くてあくどい根っからの悪い男かと思ってた。悪巧みを企んで楽しんでいるような。多分それ辰之助のイメージ(笑)トリックスター的というか。

一方、神山イアーゴーは…。

結構繊細。それはきっと神ちゃんが演じているから。割と生真面目だったり繊細だったり、若さ故の線の細さや綺麗な容姿から、見る者に伝わるイメージってあると思う。めっちゃ声低くして演じてたんだけどな〜(笑)

ラストシーンでもイアーゴーの哀れさが迫ったというか…。

こんな結末全部あんたのせいだよ?って言っても、もう何も聞こえてないんだろうなと感じさせる幕切れ。

はっきり言って神山イアーゴーの手に余る結末なんだけど、もうそれさえも知ったこっちゃない的な壊れたイアーゴー。

その叫び声が聞こえた。  

哀れさが胸に迫る。 なんでこんな事したの?誠実な部下の顔で信頼を得ているからこそ、オセローもその問を誘導されたとも思わず、まんまと誠実な部下イアーゴーの言葉を受け入れる。

そんなイアーゴー。

きっと後悔はしてないだろう。そんなところまで思い至ってない気がする。

根っからの悪人ではないんだろうが。

或いはムーア人としてのオセローのメンタリティーをそこまでは理解してはいなかったのかもしれない。 高潔で愛する女を愛しさ故に疑い、我を失くした自分に絶望して自刃したのか。その自分の愚かしさを目の当たりにして。

イアーゴーは何を思うのか。

友人も妻も殺し、果てはオセローとデスデモーナの遺体を目前にして。全てが自分の思いや行動からだが。

若さ故の暴走?

破綻した世界に唖然として自分の閉じた世界に居る人…のように感じた。ふてぶてしさよりは破綻した現実に唖然としている若い男に見えた。

 

そういやほんまラストに男達が押し入って寝所に残って

たメンツを斬り殺して去ったが、ありゃ何だったんだw

 

 

幕が下りる。 兵士、議員達と下から順にカーテンコール。

神ちゃんはデスデモーナの前。一際大きい拍手が響く。最後にオセロー。

友人役、副官さんは片マントで優雅に礼をしていたが、神ちゃんはマント無しで、両手を太ももに当て深々と礼をしていた。

最初の方で、イアーゴー、友人、副官の3人が並んで立ってたシーンがあった。神ちゃん身長は真ん中。後の2人が優雅な膨らんだ肩にズボンも乗馬服風の膨らみに長靴だったが、イアーゴーは結構無骨なストレートなラインの色味も地味な服装で唯一片マントを2人同様羽織っていた。

3人の衣装の対比でイアーゴーのポジションを表わしているのかなと。多分裕福な友人に家柄の良い副官。頭の良さと仕事への真面目さしか無かったのではないかと思われるイアーゴー。

でもってカーテンコールの礼もそんな感じなのかなと。

或いは単に神ちゃんなのかな?とも思ったが(笑)

幕が下り、帰る人もいたが、すぐ幕が上がる。 確か合計3回幕が上がった。

え?そんなに?嬉しかったけど(笑)普通何回あったんだろう?

 

最後は芝翫さんと笑顔で談笑していた。

促され、笑顔で客席に手を振る神ちゃん。

わぁいー!神ちゃんだー!

やっと手が振れる!カーテンコールの間、コンサートじゃないんだからここで手を振っちゃ駄目だろwと、我慢してた。

幕が下りるまで必死で手を振ったぞw

 

はぁ。楽しかったー!

神ちゃん!凄い! 

そこまでして頂いていいんですか?!ってぐらいの厚遇。

稽古しながら作っていったって感じらしいから、神山イアーゴーだからこその演出もあったんだろう。

シェイクスピアって重厚感のあるイメージだったから、今回良い意味で裏切られた。勿論芝翫さんは流石だったけど。

 

楽しかったです。

日帰りで観劇の為だけの東京行だったが、楽しかったー!

 

休演日無しのまるで歌舞伎のような公演。

もう少しで千穐楽。無事千穐楽を迎えますように。

お疲れ様です。  

 

 

 

 

さて。
蛇足。

ずっと光一氏のシェイクスピア見たかった。特に『リチャードⅢ世』とか。
『ナイツテイル』楽しみだが、ミュージカルだし、テイストは随分違うんだろうな。
事務所からSHOCKを大事にされてるからこそ、なかなかそれ以外の舞台出演を許されなかった光一氏。

一方。
後輩は結構さっくりと外部舞台に出ていた。例えば今回の神ちゃんとか。まぁ代役ではあるが。
そういうの見ると結構悔しかったが…。

今はもういいかなと。
ポジションが違う。持てる者と持たざる者か?
それそれ違うんだからファンが羨んでも仕方ない。
やっとそう思え出した。

あと。
翼の退所は複雑だった。
代役がそれそれジャニーズWESTに回ってきてたから。
『マリウス』は桐山照史に。
『オセロー』のイアーゴーは神山智洋に。
単に翼より下の人間である程度演技ができてスケジュールが空いてたのが、余り売れてないWESTだったのかもしれないがw
2人共代役ということで翼とも連絡取ってたし…。
翼どうなるんだろう。また『マリウス』でフラメンコを披露する時は来るのか。山田洋次監督が照史のフラメンコ見て、
「頭が動くんだよね」
とさっくり指摘したのを思い出した。
翼のフラメンコって腰位置がめっちゃ決ってるんだよな。洋次監督の発言に思わず頷いた。

どうか…戻って来れる日が訪れますように。