『溺れるナイフ』を3回観てしまったー其の1

溺れるナイフ』初日に行って、その後2回行ったw
どんだけ好きやねん。
でもって感想書きたかったのに、書いてるうちに消えちまったw
前半今書き直してるw
一月前に書いた文なんでほぼほぼ覚えてないw

ネタバレありいの感想です。
でも肝心のとこは書いてないけど。
メインは自分の記録用だ。

まず視点は、ジャニーズWESTファンがシゲの出演してる『溺れるナイフ』見に行ったよ〜的スタンス。
だからそっちメインです(笑)


・夏芽のモデルシーン。
うわwケバいよな〜。いや化粧が(笑)
と思ったら、撮影終わったら大人しげな夏芽。ちょっと意外。
と、思う間もなく引っ越しして浮雲に向かう夏芽家族。
展開はえぇw

・歓迎の宴会抜け出して海岸へ。
『神さんが見ている』『立入禁止』
の立看板を横目に、海岸へと向かう夏芽を風が煽る。
夏っぽい白いワンピースが風に吹かれてスラリとした肢体が衣類越しに露わになる。
へ〜とちょい興味深い。
少女性を撮ってる若い女性が監督らしいが、こういう身体的なとこを撮るとは思ってなかった。

・弓を描いた波打ち際。黒い海。遠景にぽつんと赤い鳥居が印象的。
白いワンピースの夏芽の視線の向こうに、波に浮かぶ少年。
白い。
何もかも。肢体も服も神も肌も。
岩場の夏芽に近付くとこは異界の生き物めいて見える。
ひゅんっと近付き、顔を近付ける。天狗かなにかのようなその動き。

・おー学校シーンだ。大友ー!(笑)
あんま台詞ナチュラルじゃないなw
夏芽の視線がコウに向かう時ふっと一瞬大友を経由する。
シゲ、中学生っちゃ中学生だw周りとたしかに違和感ないw
それよりカナがいいね。めっちゃ田舎っぽい。くせ毛気味の髪を両脇に引っ詰めて括ってる感じが何とも言えない。

・海のコウと夏芽。
映画では、
「綺麗じゃのう」
とコウが言った景色は見えない。原作では夕陽の落ちる海だった。意図的に見せないのか?
飛び込んだ海と楽曲は印象的。
随所で音楽が鳴っている。

・カメラマン役のミュージシャンさん。
存在感あるね〜。

・自転車乗った夏芽。コウに対抗心。
「いなげじゃのぉ」
と言われる。
いなげってどういう意味?
つうかエンドロールに方言指導とったが、浮雲ってどこよ?方言は関西弁+広島弁みたいな感じ。
町並みなどの映像はちょいマット。色味を弄ってるのかな?

・国語の時間か?
イザナギイザナミの話をする教師。
「女には二面性がある」
と。
そのあいだ中ずっとカナが画面の端に映ってるw

・山の中で写真撮るシーン。
やっぱりコウの動きが人間っぽくない。
なんでそこで鬼ごっこしてるw
そしてやはり水がある。森の中の湧き清水が自然と流れるような場所。湿気が土を湿らせ、その土が夏芽の体に塗れる。
コウに勝ちたかったという夏芽。
なんなんだろうね。
この関係性は。

魔性の女って言うけど、コウはそれの男版て言ってる人もいてw
なるほどな〜。魅入られ執着する。
でも実際はやっぱり夏芽なんだろうな〜。
その生命力で、人を惹き付ける。

山戸監督って元々少女や少女アイドルを撮って注目された人らしい。
ステージで歌ってる重岡大毅ではなく、ステージではない時に笑ってるシゲ見て、
『大友いたー!』
と思ったらしいw
アイドル笑顔じゃない素っぽいシゲの笑顔を見て、ってことか?
女性アイドルを撮る方法論は持っていたが、男性アイドルはどうしようかと思ったと。
アイドルは仮面を被っている。その仮面を被り続けることでアイドルとして成長する。
でもファンはきっとその仮面の外れた瞬間が見たいに違いない。
だから、そこを撮りたいと。
今だからこそ撮れる少年期の最後の煌めきを、その輝きを。
ファンに見て欲しいと。

その為には。
長回しだったり、何度もちょっとずついろいろシチュエーションを変えて演じて貰う。
同じものを演じないことによって生じる緊張感に、そこに素の重岡大毅を出そうと意図する監督。
細かく演出を付けることによって、敢えて演じさせないようにするというか。
インタビューで、
『でもそういういろいろなことを考えたり指示されたりしつつ、というのは得意なんじゃないですか?』
と問われ、
『いやでもあんなにいくつも指示されてやるというのは難しかったです』
と、シゲ。

それ読んでふっと思い出したのが、木原音瀬の『リバーエンド』の続編。
映画監督志望で、とある映画のメイキング制作の仕事が回ってきた青年の話なんだが。
年配の巨匠監督に、第一助監督、第二助監督、大道具小道具、タイムキーパー、照明、カメラマンという映画撮影の現場が舞台。
ある日、監督が主演男優に演出を付けていく。
俳優の演技が監督の思うものでは無かった為に、非常に根気よくテイクを重ね、細かく指示を出す監督。
俳優と、自分の画との齟齬をそんな風に埋めようとする監督。
そんなシーンを思い出した。

そして堂本光一が言ったこんな言葉も。
『舞台では座長はフロントに立つ自分だったりする。でも映像作品では座長は監督だ』
と。
映像作品では、それは主演俳優のものではなく、最後にそれをどうまとめるかを考える監督のもの。

確かに。
そんな世界なんだなと、今回一連の『溺れるナイフ』のインタビューを読んで思った。


22歳の重岡大毅
少年にも見える。
そして思いっきり素のシゲの仕草に見える。
でも、これはすべて意図して監督の引き出した重岡大毅なのか。
演技には見えないナチュラルさを演じるのは、結構大変なのかもしれない。
でもってそんなナチュラルに見えるシゲを見てきゅんきゅんしてるんだから、見事に術中に嵌っているw

・坂道を自転車で来る大友。
ださださたTシャツに白いタオル。
家業の手伝いで捕れた鮮魚を旅館に配達しに来た大友。
中学生だけど、旅館の女将と喋る時は妙に大人びている。きっとそんな受け答えは、仕事をしている親を見て自然と覚えたんだろうな。
そんな風に思える大友の応対。

でも夏芽と喋る時は普通の中学生の男の子。
恋愛感情なんて欠片もないのかも。まだ子供かも。いや思春期なんだけど、異性に向けてのストレートさが可愛い。
「お前よぅお〜脱ぐんか?」
「脱がないよ(笑)」
「良かった〜どんな顔して見ればええんか分からんし〜」
みたいな話を、貰ったアイスキャンデー頬張りながら、ひょいっと脚を上げつつ言う。
その屈託のなさと軽やかさが、まさに中学生だ。
そのあとの、
「お前の母さんキレイじゃの」
「ああいう顔が好き」
と言って自分の頬を突く。ちょい照れてる男子中学生w
リアルにいそうだよな(笑)
ここの中学生のじゃれ合いもナチュラルで可愛い。

・コウと夏芽の二人のシーンは、一種独特のテンション。まさしくそれはテンション。両側から引っ張られた糸の状態。
写真集できたよって言うだけのことで、なんでこんなに緊張感漂うんだw
でもって用水めいたとこをひたすら走る。用水の中に倒れる夏芽。この制服の濡れてる状態が色っぽいよね。
その後のシーンは只管エロいw
あの溢れた炭酸飲料を舌で掬い取りキスするコウ。
存在感がコウでしかない。菅田すげぇ(笑)

・あの河川敷の巨大な水溜りといい、ロケーションが面白い。
水がコウと夏芽のシーンを常に彩っている。
地団駄踏む夏芽が子供っぽくて面白い。
「もっと面白く生きるから!」
と言い切る夏芽すげぇ。
気怠げに、
「お前が綺麗だったから付き合おうてもええかと思うた」
と、手に入れたビー玉の輝きがくすんでしまってがっかりしている幼児のようなコウ。

二人のシーンは緊張感はあるけど、現実味はない。どこか現実離れしたコウと夏芽。
女だからか夏芽はまだ足が地面に付いているが、コウは違う。
誰かがコウを”運命の女”の男版だと言っていたが、なる程。
普通は女の方が引きずり回しちゃうんだろうが、この映画では男が狂わせる。
夏芽はモデル体型でほっそりしてるんだが、バイタリティがある。生命力と言うか。コウにはその泥臭さがない。
大友は…ちゃんと生活している人間のリアリティがある。
ちゃんと触れる。体温や水分がある。夏芽も同様だ。
コウは体温が感じられない。こういう存在感を作り上げた菅田の演技構成力は感心する。

・バッティングセンター。
中学生とその先輩か?
きっと先輩役の子たちはリアルその年代で。
シゲは実は彼らより随分年上の22歳。でも後輩にしか見えないw
夏芽を「普通の子」と言う大友に、夏芽への気遣いが感じられる。何も知らない者達から、ともすれば特別視されそうな夏芽を密かに庇っているような。
人間的な優しさを感じる。大友の健全さ、というか。

・カナが嫌いだ。
あの大人しそうででも実は積極性のある感じとか。
コウの所に差し入れを持って行くカナ。
男はステロタイプで、厚みがないと評していた人がいた。確かに。
お面作ってるのはお父さんか?原作そうだっけ?おじさんが神主ってのは出てきたが。火祭りの面を作る父と息子。
???だったwすまん(笑)
あ、上白石は演技上手いんだろうな。
「撮影の日程上カットされたシーンや台詞もあった。だから次のシーンで、本当は表現するはずだったものを乗せて演じなければならないのが難しかった」
そりゃ難しい。
無くなったシーンの意味を次のシーンに上乗せするとか。よっぽど達者な役者でないと。

・映画の台詞の練習する夏芽。下手www
でもって、出ました!ストーカー男w

・浴衣の夏芽。細いwウエスト周り補整入れてやってくれいw
コウが浴衣の帯直せるのが以外w着付けやってるのかコウ(笑)でもこういうのドキッとするよな。
夏芽を引き摺り回し、停まっている無人のバスの中でキスするコウ。ここは高校生っぽくて可愛いな。でもそんなとこを見られてたんだね。ストーカー男に。きっしょいわぁ。

・火祭り。
シゲの顔の化粧がwあれお面組と化粧組はどう違うの?化粧組が若年層?
途中陶酔したような表情のシゲ。お祭りなんだからそうなんだろう。

「上で犬探しとった」
と夏芽のお祖父ちゃんの目撃情報を伝える大友。
このナチュラルさがいい。
間かな?台詞回しかな?普通に地元の子感が出ている。
プレス関係の試写会後、
『地元出身の新人の俳優かと思った。それだけナチュラル。まさかジャニーズとはw』
というコメントしてた人いたがw
確かにな。

大友の駆け下りるシーンはここか?もっと見たかったな。一瞬だった。

・車の中の男。うわwキモいw
でもってやはり水がある。
上から川に降りた夏芽を引き上げようと手を伸ばすコウ。
この届かなさが切ない。後ろから背中をストーカー男に石で殴られるコウ。
そりゃ夏芽を助けられなくても仕方ない。コウはまだ中学生だよ。
そして川の中で暴行されそうになる夏芽はやはり色っぽい。乱れる着物。ええんかwこれと思いつつ見る。
大人達に助けられ、無力感に嗚咽するコウが切ない。

・高校生の夏芽。紺のブレザー姿が精彩に欠ける。
バスの中でキラキラ笑ってる白いブラウス姿のカナ。すげぇ。このコントラスト。

・出たー!大友ー!
高校の教室で、楽しそうにレイプの噂話をするクラスメートの女子に、
「お前ら品ないな」
と言ってしまう大友。ここでこういう発言できる大友は品性が…何て言うんだ?下劣の反対の言葉が思いつかない。人としての品性の良さ、清廉さが良い。ちょっとキツい表情で女子達に言い捨てる大友。
「食う気失せたわ」
と食事途中で席を立つ。
眉整えてる?分かんないw

・階段踊り場でカナと夏芽。
上白石「準備していった台詞の言い方を監督に直された」
と。
普通に言ったら普通の台詞なのに、そこに悪意を滴らせる。そこをちゃんと理解して演技しているのが凄いな。デキる17歳w

・グラウンド。
大友が優しい。
でもまだコウの友人としての大友。
夏芽にコウとの関係を問い、コウの近況も伝える。
確か原作では変わってしまったコウにちょっと距離を置いてるんだよね。
ちょっと離れて座るコウに、
「なんで離れて座るの?もっとこっちへ来んさい」
と、さり気ないナチュラルさで言う大友。いいよな〜。

・椿。
夏芽に椿の蜜を吸わせてあげようと、後ろに乗った夏芽もろとも自転車ほん投げて椿取りに行く大友w
おいおいw
大友…かwかっわええwwww
ここの台詞もナチュラル。
第一義は夏芽に蜜を吸わせてあげたい。なのに蜜のある椿を探そうと自転車もそれに乗ってた夏芽も放置しちゃう大友。
一途っちゃ一途www
でもってそんな笑い合うほのぼのな夏芽と大友を見る通りかかったコウの視線がやばい。
格好良すぎる。

・溺れる2人。
ここの音楽は好き。
その前の川沿い歩く夏芽に唐突に被る女性ボーカルとかは???だったが。
音楽入れ過ぎという感想も聞いた。山戸監督って、音楽を相当拘って映像にがんがん付ける人らしい。
あと元々少女や少女アイドル撮って、そこで注目された人なんだよね。映画のメイキング監督して小松撮ってる。今作が監督として商業デビュー?なんにしろ注目はされてる。アンチもいるが(笑)
そういう監督の作品展に出させて貰ったというのはありがたい。ただの少女マンガの実写化映画とは一線を画す。原作もふっつーの恋愛物の少女漫画じゃないし、それを話題の新進女性監督が撮ってる。
菅田が言ってたんだっけ。少女漫画の実写化は普通達者な中年の男性監督が取ったりする。商業作品として手堅く熟れた感じ。だからこそ。若手女性監督の撮る少女漫画の実写化がどうなるのかその視点に興味があったと。
言われてみれば…。ここ最近いろいろな少女漫画の実写化あるが、どれも手堅い。アイドルやイケメン若手俳優使って、きゅんきゅんさせる。でも…印象がペラい。
溺れるナイフは…変な熱量がある(笑)きごちないが、えいやっと力技かけられるというかw

地団駄踏んじゃう主人公の少女とか、生命力あり過ぎるその姿や、人がましくないコウや、自分とは全く違う夏芽に憧憬しているつもりがドロドロの怨嗟を向けるカナ。
そんなのひっくるめて、おっさんの作るアイドル映画じゃない。おっさんの監督は男性アイドルやイケメンを撮るが、山戸監督は少女を撮る。二次元の可愛い女の子ではなく、ストーカーに川床で犯されそうになり、好きな少年と海中で互いに首を締め合うような少女。
正面向いて相手が見られないからこそ離れてしまった。互いに相手の全能感を信じていたからこそ現実に打ちのめされていた2人。
しっかし男は弱いなw

この海中シーン、台風前で波があって下にダイバーさん控えていたけど、相当やばかったらしい。結構無理して撮ってたから”溺れる〜”がシャレになんなかったらしいw

・年の離れた夏芽の弟とキャッチボールする大友はどこまでもいい奴だ。
でも自分の汗拭いたタオルを夏芽に掛ける大友にーーーライブで汗だくになった自分のタオルをメンバーに使わそうとするシゲ思い出したw

・バッティングセンター。
ほんと大友と夏芽のシーンは長回しだね。
「好きにならないよ」
と夏芽に言われても、それでいいと言っちゃう大友。
きっと夏芽が可愛いんだろうな〜。
シゲが、
「ずっとデキたいい奴演じてたのに、やっぱ夏芽が好きだっていう男っぽいとこが出てしまっていた」
と。
それどこなんだろう。
分からなかったw
台詞噛むシゲさえ大友だ。
アイス一人で頬張る大友。

がちゃがちゃとお金入れて飛んでくるボールを空振りする大友w
楽しげに、
「見てなかったやろw」
と言いつつバッティングする大友。
かわえぇぇぇーwww
すまんwこればっかだwww

大友って次男で地元出るのか。
そこちょっと意外だった。

元々監督は、
「大友がいる!」
とシゲを見て思ってくれたらしいが。
ステージ上でのきらきらアイドルの表情ではなく、オフショット的なシゲの笑顔に大友を見たらしい。
でもって監督は少女やアイドルの顔を切り撮るのを得意としていたが。
では男性アイドルはどう撮るか。どんな切り撮り方があるのかを考える。
そして。
男性アイドルとしての仮面が外れた瞬間を撮りたいと。
執拗なまでに細かい沢山の演出を付け、何度も長回しで撮る監督。きっとその慣れることを拒否して作った緊張感で、アイドルとしての仮面がずり落ちて素を出すことを欲して。
何も作らず、準備せずに望んでくれと監督。
『ずっとカメラを回したら、続けて止めずに演じてくれ。きっとそこで何かが見える筈だから』
と、シゲに。
それに対して、
『楽しみだ』
と、フラットに返すシゲ。
シゲのシーンは長回しが多い。
菅田のシーンは反対に印象的なカットを重ねて。
鋭角的な菅田に対して、長回しで空気感をも一緒に映したようなシゲのシーン。

 

・黒いペディキュアに一つだけ咲いた椿。
多数を占める黒い色は、コウ?
そこにぽつんと明るい赤が。椿は大友?
部屋着の夏芽に焦る大友が可愛い。
でもってここが何度も監督に台詞変えて言わされたとこか。
元気モリモリ〜なんちゃら〜CDだっけ?可愛いよな〜。
あの眉毛イジリはどうでもいいが(笑)
不意を突いたように、ひょいっとキス。
リハやドライでキスするのかどうか戸惑ったシゲ(笑)でも、
「現実ではキスに至るまでのあの気持ちをずっと持続するようなことはないから、それは幸せなのかな?」
と。友人でいいと言っておきながら、愛しさの溢れ出てしまうその瞬間。
それをずっと何回もやり直して演じることによって、現実ではあり得ないキスに至る持続する時間。

ここなのかな?
ずっと見守るだけでいいと思ったのについ愛しさが溢れ出るのは。
いや…違うか。きっと別れのカラオケシーンなんだろうな。
「俺じゃ駄目なんか?」
のとこだ。
予告で、
「俺が笑わしちゃるけぇ」
と繋がった編集になってたから、てっきり夏芽の部屋で押し倒すのかと思ってたw

『俺が笑わしちゃるけぇ』
夏芽の為に、自分の気持ちは置いといて。
ただただ夏芽の為だけに。
男前過ぎるわ。大友。
ほんっっっっと、これで終わればいいのにと思う。

・カメラマンさんほんと腹立つなーw
大友と夏芽の邪魔すんなー!
とつい言いたくなる。
カメラマンと夏芽のやり取りも、そんな世界も、夏芽の思いも、何も知らない大友。大友はちゃんと地に足の着いた生活やそんな人々の象徴か。
持たざる者には見えない世界。だから夏芽とは行けない。夏芽は特別だから。写真家はそれを知っている。そしてコウも。

大友の当て馬感パネェwと言ってた人いたが。
まぁね。表面的に見ればそうだよな。
奇しくもデビューCD特典DVDで”やりたい役は?”と問われ、
「ヒロインの彼氏の友人で、途中ヒロインと恋人になりつつも2人を取り持つ良い人」
と言ってたシゲ。まんまやん(笑)
自分のキャラ分かってるよね。
菅田が、
「この年代で明るい役者って少ないから、シゲには明るい役をやって欲しい」
と。

シゲって”七色シゲちゃん”で、普段はちょけてるけど、根はクソ真面目だし、ふっとなんで今?!って時に真顔だったりする。普段笑顔だから、笑顔じゃない時のシゲって怖いぐらいの真顔だ。それも役者としての引き出しなんだろうと思う。
楽屋で人殺してきたような目をしてることあるとメンバーから言われたシゲ。普段とコントラストあり過ぎるw
あとクソ真面目過ぎて周りが見えなくなることもあると。思い詰めちゃうんだろうな。

菅田も先輩の役者さんから、明るい役を自然に演じることのできる役者はなかなかいないと言われたそうだ。
確かに普段普通に見せる顔は明るいだろうな。コミュ力はある。シゲも、
『大友は自分の中にあるからそれを引き出せばいいだけ』
と言ってた。
でも監督はシゲと会った時、
『見えてる面だけじゃないんだろうな』
と思ったと。
その通り。だからこそ、利息でござるの息子だったりSHARK2だったりするんだろう。てかめっちゃ明るい役ってごめんね青春ぐらいな気がするw

あ、菅田とオサレなパスタ屋さんに行って、
『映画ってこんな現場が普通なの?』
と聞いて、
『全然違うw』
と言われたシゲw
確かに菅田側は相当ハードだったらしい。カナも日程等でシーン削られたと。番宣では”17日で撮った映画”と喧伝してたが、よくよく考えたら『京都太秦行進曲』は10日で撮ってたwあれはまぁ…アイドル映画ではあるがw
菅田と小松は海で本気で溺れるそうになりつつ演じたらしいから、相当エグい現場であったのは本当らしいが。

そうだw
ニッカン映画大賞の新人賞に、シゲがノミネートされてたな。5人の内の1人。新人なんだ〜と思った(笑)
山戸監督が、
『映画初出演じゃないけど、そんな気持ちで撮った』
と。
あざーすw
折角だから賞取れるといいのにね。