KinKi Kidsコンサート 20180101

今回最初で最後の近畿コン。
元日オーラスに行ってきました。
レポも読んで無かったから、どんな感じか全く把握せず参加。

ほぼ定時で開始。
席は6階か7階ぐらいのビスタ。初めてです。

メインステージ上に半円で立ち上がる円柱。表面にシングルの曲名が規則的な配列で散りばめられれいる。真ん中上部にKinKi Kidsとコンサートロゴ。
その上に映像で白いドレープが垂れている。
照明が落ちると音楽が鳴り、半円柱状のホリゾントが透けて中にオーケストラが。
オーケストラで演奏されている曲名が半円柱の側面でグリーンから赤に変わる。

この辺の開演されるまでステージ上が目隠しされて見えないってのは光一氏っぽいよなーと見た。


暫く演奏が流れ、やがてふたりが登場。
ち…ちっさい(笑)
ビスタと聞いて眼鏡掛けて使える双眼鏡買った。え…双眼鏡って同じ倍率でも値段によって違うのねw
レンズの大きさと視界の度数が違う。わぁいー!よく見える!

最近めっきりジャニーズWESTにどハマりしてたから、KinKi Kidsは久々感ある。Party行かなかったしな〜。

直前で会ったマイミクさんにPartyの様子と昨日の様子を聞く。そっか。幸せそうな空気感だったようで。

今回ペンラもなくオーケストラとのことで、どんなコンサートなのか、楽しめるのか?自分?と、ちと不安。
Timeどうなる?とそこ興味あった。

つよっさんヒゲあるのはカウコンで把握済み。
ご一緒したマイミクさんが、
「剛君がマツコみたいだった。衣装がw」
と言ってたけど、見て納得(笑)

始まって数曲でふと睡魔に襲われる。や…ヤバい!あかーん!
何とか打ち克つ(笑)

MCは…結構取り留めなかった。これといってそんなにエピソードもなかったような。
当日朝の睡眠時間2時間半ぐらいで車で180㎞余走った後のコンなので、余り覚えてない(笑)でもってこれ書いてる今もそのまま明石のSAで夜半に2時間程仮眠して、そのまま夕方まで起きてて書いてるから記憶力減退甚だしいwww

光一氏いつものどの席も同じお値段で的な話。
スピーカーで見えない席もあるだろうに近畿ファンはクレームを言わない。
光一氏曰く「飼い馴らされている(笑)」
剛「言葉が悪いw」

光一氏「感じろ!」と主張。これ結構長かった。
「言葉では言わないけどファンの方とは長いお付き合いですので…」 
年齢イジリの後、言葉にはしないけど感じて欲しいと。
剛「言わんと分からんわ〜」
光一氏、途中建さんに賛同求める。
剛「お前困ったら建さんのとこ行くw」 

光一「例えばね。長く連れ添った奥さんの食事の味付けが薄かったとする。どうする?」
剛「明るい方なら寝る前に薄かったわと(さらっと)言う」真面目な人なら、というのも言ってた。
光一「これからの二人の生活がずっと続くからこそ、最初にちゃんとそれを伝えないと」
剛「ほら、言葉で伝えなあかん。それにそもそもそれまである程度結婚生活を共にしてきた奥さんなら、なんで今更味付け薄い話をすんねん。そもそもの例え話の設定がおかしい!」
確かにw

ちゃんと言葉にしないと伝わらないという話から、つよっさんが突発性難聴に罹った時に長瀬や後輩に歌番組でお世話になった話を光一氏が。
つよっさん「ちゃんとお礼も言うた」
ここで光一氏が自分は言われてないみたいなこと言ってた。
剛「言うたやん」

めっちゃ微妙な話だな^_^;
SONGSでは言わなくても伝わるみたいな話してたけどな。なんか言われてもどう返せばいいのか分からないみたいな話も。

Topaz Love制作の話。
光一氏はどんちゃんと一緒に楽曲作成。
で、作詞頼んだら、つよっさんがすぐ作ったと。
剛「12時までにと言われて…」
光一「違うよ。できれば作って欲しいと言ったけど急がないとも言った」
剛「でも作ってと言われたらすぐ作る。ねぇ建さん」
と、建さんに同意を求める。
光一「二人とも真面目なんだよね」

メインのMCが25分ぐらいでびっくりした。
誕生日だからと、スタッフさんに各部署からステージに上がってもらい、パンの写真か絵かなんかの乗ったバースディケーキを4Uが運び込み、オケ演奏で観客も一緒にハピバ歌う。
剛「誕生日プレゼントは楽屋に置いてあるので、楽屋で見て下さい」
観客「えええぇぇぇー!」
おいwこれで終わりか?!
光一「出せないものもあるもんね」
いやしかし…w
でも…つよっさんにそういう余裕無かったのかもな。

で、光一氏がつよっさんからありがとうを聞いてないって話になった時、つよっさんが話ブッタ切る。
剛「分かった!お前の誕生日プレゼント、うんこドリルや!」
うんこドリルシリーズのボードゲーム
剛「ホテルで共演者と遊ぶと聞いたからこれで遊んでください」
光一「地方公演ないけどね」
でもって、
剛「(光一にありがとう言うてなかったとしたら)俺うんこやん」クソ以下的ニュアンスだったかも。

ソロあり。
光一氏3曲。
暁、shock、愛の十字架。
shockは被せ?マイクをヘッドセットに変えたけど、初っ端聞いて『あれ?歌ってない?』
でもこれ被せならわざわざ歌だけ別撮りで取ったの?と疑問だったw

つよっさんはその間車まで戻って休養。
光一氏「その為のソロコーナー。だから曲順も考慮した」
へ〜と思ったが…わざわざ駐車場まで戻るの大変じゃね?それ…移動で時間終わりそう。
 


私ほわ〜とMC聞いてたから、取り留めのない話してるな〜ぐらいにしか思ってなかった。
ところがところが(笑)
光一氏のリアルな例え話に、
『光一氏彼女いるんですか?!』
とか、
駐車場まで戻って耳休めるのなら、ソロ曲の音絞ればいいのに…とか、
音楽特番で光一が長瀬や後輩と、若しくは一人で頑張ったアピールは、さすがに微妙過ぎるとか。

なんかぐっちゃになってた。
痴話喧嘩と評する人もいれば、本当に諍いだったという人もいるし、互いに意思の疎通できてないんじゃね?という人も。
コン入ってない人もレポ読んで一家言。
あら…そうなの?
普通にさらっと聞いていたw

近畿て相変わらず面倒くさい(笑)
ふたりもだけど、それぞれのファンもw
誕生日にも関わらずいつものお祝いが無いのが、自分的にショックでしたわ^_^;

今回のソロは、
「え?!ソロあるの?オケで?」
ぐらいの捉え方だった。
shockあると聞いて楽しみにしていたが、演奏どんな風にアレンジしてるんだろ?という興味。
あの光一氏のダンスにはバラードはともかく、音の取り方とか合わなさそう。

一方。
つよっさんのソロ。
うわ…。
ダンスの上手さって技術じゃないのね…センスだ。 
と実感したつよっさんソロ。

凄いな…緩くしか動いてないのに、情感が伝わる。しなやかな動き。

そりゃ…光一氏努力の人だからさ。
いやつよっさんも一見ダンス、歌、音楽、演技は天才肌に見えるけど実はちゃんと努力してる人。そして本番では不運で努力が報われなかったりする。
光一氏はと言えば、天賦の才はそりゃつよっさんに劣るのかもしれないが、結構器用にこなしてみせるらしい。明らかに楽器の練習していないのに、本番ではさらっとこなす。尤もこれは吉田氏の十代のふたり評だが。
正反対のふたり。
ソロでshock踊る光一氏と、最初の緩やかなパフォーマンスと『これだけの日を跨いできたのだから』を歌うつよっさん。

”ダンスは技術じゃなくセンス” 
そう思った。
凄いよな…つよっさん。突発性難聴でさえの、あのパフォーマンス。
またそんな彼を見たいと思う。 
そう思わせる圧倒的な存在感。

たったあの十数分で、それをまざまざと実感させてくれる。
どこまでも真反対のふたり。だからこそKinKi Kids…なんだろうな。


MC、ソロの後の後半。
ヘッドホンや、腰のイヤモニの調節機械を何度も触るつよっさん。
歌うの途中でも頻繁にスタッフに繰り返し手振りで不調を訴え指示を出す。
それでも多分不具合は続いたんだろうな。
どんどん眉間の皺が深くなる。
固定される一種苦悶にも取れる表情。
きっとなんとか歌うことを維持しようと努力しているのだろう。
そう思わせる彼の表情。

そういや…コンサート始まってアップになったつよっさんの顔に、何やら違和感を感じたが…。
そういうことだったんだろう。

『無理をしてここに立っている』
というつよっさん。
現状では無理をしないと立てない。それでもKinKi Kidsとしてふたりでステージに立ちたいと願った彼。
Partyで、一歩引いた気持ちでモニターの中を眺めるしかなかった彼。自分を引いた処に意識的に置かないと、Party会場に行きたくてどうしようもなくなる自分を抑えることがでくなくなるからーーーと。


そういやこれも言われてたな。
観客が身銭を払って見に来ているコンサート会場で、自分の苦しみを吐露するのはエンターテイナーとしてどうなのか?と。まぁアンチ寄りの考えなんだろうが。
ただ普通の近畿ファンでもあのつよっさんの姿を見ると胸が痛い。 


アンコールは1回。
つよっさんの体調もあったんだろうか。
2時間50分。
数分はコールが上がっていたが、規制退場のアナウンスにかき消された。下にいればもっと聞こえたかもだが、ビスタだからほら(笑)
呆気ないっちゃ呆気ない。
でも多くを求めてもな。
きっと今出来る精一杯のことを私達に提示してくれたんだろうし。


ただ…光一氏は分かっているんだろうか?
さっくりと治る疾病ではない。
どうなるかは分からないまま、今の苦痛や現状の苦しさを抱えて終わらない道を歩くしかない相方を。
いや、本人ではないのだから分かる訳がない。
きっとそう言うだろう。嘘や虚飾は嫌いだろうから。

今回のコンサートの副題。
希望を込めて光一氏は付けたんだろうが。考え方によっては残酷でもある。相方にその現状にも理由はあると言っているのだから。本人がそれを口にすれば絶望からの希望とも取れるが。
それを他人が言ってしまうとなんとも無遠慮な言葉となる。そんなことは百も承知で、敢えてそう副題を付けた光一氏。

きっとふたりはそうやって行くんだろうなと思わせる。THE BESTのボーナストラックの歌詞。
光一氏はそう思って歌っていた。
この歌の歌詞について、
「よく自分達を見てくれているなと」
語った光一氏。

くそw
Party映像欲しさで初回盤は買ったが、通常盤買ってなかったw

 

来年はどんな姿のふたりが見えるかな。
つよっさんの眉間の皺が少しでも浅くなりますように。
喋ってる時はいつもの和やかな笑顔もあった。

誰にも時は平等に訪れる。
自分に流れるこの時は、ふたりにも流れている。
ふたりがあれだけ精一杯頑張っているのだから、その同じ日々を自分が怠惰に過ごしていい訳がない。
と、ちょっぴり前向きな気持ちで今年2日目を終えようとしています。

今年も宜しくお願い致します(*´∀`)
 
 

 

ジャニーズWESTがデビューできた理由〜週刊文春より

文春の新年号。
ジャニーズ絡みの記事はあるな〜とは思ってた。
出かけたついでに立ち読みする。買いはしません。はい(笑)

一応取材はしていたんだろうが、周辺コメントも多く、どこまで本当かは不明。
でも後段のジャニーズWESTの部分を読んで何か腑に落ちた感があった。

 

立ち読みした文章でしかないので、概略だが。
曰く、
『ジャニーは現場にはいるが実権はない。デビューとかは以前からメリーの采配。ジャニーが来ると「あっち行って」と。
ステージや舞台はジャニーだが、テレビは今はジュリー。だからジャニーがデビューさせてもテレビ露出ないから売れない。
ジャニーとジュリーで、スタッフや振付師さえも違う。
メリーはデビューはABC-Zで打ち止めと考えていた。理由はデビュー組が多いから。なのにゲリラ的にカウコン発表でジャニーがWESTをデビューさせた』

 

 

…なるほどね。
あの突然の発表はジャニー氏からさえもゲリラ的行為だったのか。
そりゃメリーがデビュー嫌がってたのなら、夏前にジャニー氏から直談判でもぎ取ったデビュー話が年末までスルーってのも分かる(笑)
多分シゲのSHARK2やごめんね青春はデビューと関係なく関ジュとしてジュリーが入れた仕事だったんだろう。
そこそこ勢いもあるし、じゃあと事務所が仕方なく妥協して4人でのデビューだったのかな。それでもゲリラでカウコンで発表するしかないヒロム…てことか(笑)
それ現場の4人は知らないか、若しくは知ってたけど10000字でもそこまでは語れなかったか。
メリー掻い潜ってデビューなら、そりゃあジャニーさんに感謝感謝だ。一番可愛がられてそうな照史が感謝の言葉重ねてたのも分かる。
関ジュは舞台とステージ多いからジャニー氏側なんだろうが、道枝とかはテレビ露出あるから多分ジュリーも面倒見てるんだろう。

 

デビューを控えるのってマネジメントできる人材が少ないからかと思ったが、単純に経費の問題だろうか。
ジャニーズって、育成は事務所が金を出す。レッスン料も経費も事務所持ち。それは現役のタレントが稼いだ収益から回ってるんだろうけど、やはりデビュー組はそれなりの収益上げなきゃいけない。デビューした以上は事務所も身分や給与の保証はするんだろうし。
売れないグループを抱えてるメリットは無いもんな。その辺メリーはシビアだろうと思うし。
でも経理ノータッチのヒロムは、若い可能性のある子をデビューさせたい(笑)
テレビの露出がバランス悪い気がするが、マネジメントというか営業力がいまいちなんだろうなー。女史のマネジメント手腕を買っていたジャニー氏。

 

 

まぁなんだ、文春の記事を信ずるならば『メリーの目を掻い潜ってWESTをデビューさせたジャニー』ってことだ。
ほぼほぼ僥倖じゃん。
いやーラッキー。
つうか直談判する位の押しがないとデビュー出来ないってことだろうね。

その伝でシゲはオーディションでも何でも受けて演技仕事取って来りゃいいのに。
待ってても順場回って来ないよ。
2018年こそ知名度上げて下さい。

 

と、2017年末最後の日に思う。
よいお年を。

 

ヒルナンデスの中間淳太 @20171102

たまたま見た11月2日木曜ヒルナンデスでのこと。
中間淳太友近さんが2チームに分かれて、奥さん即買便利グッズをプレゼンするコーナーにて。
淳太はゲストのりゅうちぇると二人のチーム。

まずビジュアル。りゅうちぇる可愛い(笑)
あのキャラもタレント性や立ち位置もあんま好きじゃない。
でも一応イケメンw
隣に並んだ淳太のバンダナとヘアバンド被るw
イケメン度は…wまぁなんせりゅうちぇる若いからな^_^;
で相変わらずマイペースなりゅうちぇる。
あれがカラーだしキャラなんだろうが。
淳太ガンバ。

つうかこんなあんま進行も考えないようなゲストの処理を淳太1人に任せるのか?
芸人も付けず。友近さんは新人アナウンサーに付いてるw
勿論編集もあるし淳太で十分だ対応できるという判断をスタッフさんがしているからこそ、なんだろうが。
そこに番組スタッフからの信頼と、信頼に値する力量がちゃんと淳太に付いているからこその信頼なんだろうと思うと、ちょっと胸熱だった。

りゅうちぇるは頭の回転速いし、自分に期待される役割を分かっていて、そこからは逸脱しない。
あくまでもゲストであるし、そこで自分のカラーでひらひらしてればいいという認識のもとにそこに立っている。
多分好きに料理してくれって感じ。そこで料理する側の力量を測ってる感じもする。強かだw

対して淳太。
真面目だからな〜(笑)真面目に「奥さん!」やってるw
本来はジャニーズだから、立ち位置的にはお客さん扱いなんだろうと思う。バラエティでも脇にいる芸人さん達が美味しくイジってくれる。
多分それがジャニーズタレントの立ち位置。

最近読んたWESTの非公式本。発行が今年の3月だった。
非公式本だから、内容が正確かどうかは定かではない。
その中で、だったかな?
生のバラエティだからあっという間に番組が楽しく終わる。意識して何かを得ようとしないと、ルーティンワークで得るもの無く終わる。
そのマンネリが怖い…みたいな。
ヒルナンデスなんだろうなと思った。折角レギュラー貰ってるのにスキルを高められない自分へのジレンマ…みたいな。
夏前後に何か仕事に関しての悩み的なこと書いてた。何なんだろう?とは思ったが。

うっすらとそんなこと思っていたから、ちょっと興味持って見る。

さて。
ビジュアルではりゅうちぇるとジャニーズの淳太は被ってる。むしろビジュアルだけなら若いりゅうちぇるの方がいっそ勝ってたりするw
おまけにヘアバンドとバンダナ被ってるw
年齢聞いたのは単なる疑問だったのか?いや多分一緒に仕事するゲストの年齢ぐらいは、淳太のことだからチェック済みだろう。とすれば、年齢はコミュニケーションの糸口か?若しくはタメ口でと言いたかったのか。円滑な流れ作るのに。
…マウンティング?
それをさっくりかわすりゅうちぇる(笑)
一枚上手だ。自分の見せ方は心得ている。伊達にバラエティ出てない。
そしてツッコむ淳太wこっちんがいいわ(笑)

りゅうちぇるの方に寄せてポーズを取ったり、テレビ的な絵面を考える淳太。
最後にはりゅうちぇるも淳太の意図を汲んで一緒にポーズ取ってた。この辺の対応は素早い。それいったらりゅうちぇるのポーズを最初からやってた淳太も相当素早い。てか予め考えてたんだろうな〜。淳太真面目だもん。自分落としても相手立てる。
ちゃんと番組的な絵も考えつつ、ゲストを立てて進行。
頑張りました(笑)

多分ウエンツとかその辺のレベルは、そういうのできてるんだろう。
でもジャニーズだと大概隣に芸人さんやアナウンサー付いてる。MCやれる達者な人はともかく。

ヒルナンデス当初、照史は比較的安定していたが、淳太は何となく空回り感があった。
いっそツッコミキャラでいいんちゃう?と思った。それか小瀧の言ってたキレキャラwあれ結構好きだったが本人不本意らしいしw

最近は大分番組にも慣れてきたよな〜と思う。
お客さんではなく、ちゃんと仕事振られてロケでは撮れ高のある絵を期待されている。

ちゃんとこつこつスキル上げている。

自分で自分のこと"プライドが高いから頑張れる"と言っちゃう淳太が好きだ(笑)
真面目だけど機知もあり、プライドの高さもあって自己分析もできて、でもおぼっちゃまで世慣れてなくて、弟組からもめっちゃいじられるくらい好かれて信頼されている淳太。
運動音痴すら愛おしい。運動系チャレンジで本気になるとジャージの上着をズボンにインするw
コンサートのリハで、卒業して10年以上経つ高校のジャージを未だに穿いている。

 

好きなエピソードを一つ。
デビューした頃のこと。
コンサートの構成を考えるミーティングで。
メンバーからの意見は出ず、淳太の意見のみ。
ところがミーティングの後で濵ちゃんが、それどう考えても濵ちゃんの意見とちゃうやろという意見を持って来ることが続き…。
Jrの頃から年下組とも気安く話せていた濵ちゃん。
これはいかんと、淳太から率先してタメ口奨励しメンバー同士の呼び方に先輩後輩の別をなくした。
その後皆自分の意見を言うようになったと。

普段ミーティングでほぼほぼ建設的な意見を言わない濵ちゃんが意見持って来りゃ、そりゃモロバレだわなw

そんな風にグループ結成当時は歴然たる先輩としての壁を感じていた弟組。
兄組はそんな壁を取っ払う為に心を砕き、弟組はそんな兄組の思いを汲み感謝して足を踏み出した。

KinKi Kidsが好きなのは、今に至る迄のストーリー性やふたりぼっち感という要因も多分にあると思うが、ジャニーズWESTにも同様の事が言えるのではないかと思う。
7人だからふたりぼっちではないが、関ジュ自体がぼっち感がある。
長年のその環境の中で醸し出される仲の良さ。


そういうところが好きだ。

ここ数日テレビでファミマのCMが耳に付く。
ジャニーズWEST
という言葉が耳に飛び込んで来てドキっとする。
画面を見ると、ナチュラルな彼らの姿が。

いいね〜。
全国ネットでテレビCM。
ありがたい。
ファミマとのコラボは予想外だった。

Netflixも、映画日本語主題歌も、アニメ主題歌も、どうか少しでも多くの人の目に留まりますように。

KinKi Kidsファンはこういう時がっつり商品買い支えるけどw
別に購入特典無くても、CMしている商品を購入する事がそのグループの次回起用に繋がる可能性がある。
だからこそ、同じ買うならCMしてる商品を買う。このグループをCMに使うと売上増えまっせとアピールするために。
WESTファンはそこまでは意識してないかもな。
明日はファミマでチョコ追加購入するか(笑)

 


追記。
ヒルナンの淳太のこの話したら姉、
「それ単に淳太がおっさんでりゅうちぇるに合わせられなかっただけなんちゃう?確かHey!Say!JUMPと普通にやってたようなw」
「あ…マジかw単なるジェネレーションギャップ?w」
姉「www若い子同士だと普通にワチャワチャで成立しそう」
かもなw

 

ジャニーズWEST なうぇすとコンDVDを見て

昨日から今更ながらのフリック入力に挑戦w
今まで変えるの面倒だからとずっとキーボード入力。でもタッチミス多いのよね。
ひょっとしてフリックの方がタッチミス少ない?とやってみたら案の定少ない。ん〜取り敢えずやってみるか。
でもくっそ遅いなw慣れるしかないのか?コツってあるのかな?
当時スマホの入力に苦戦していた淳太の心情を味わいつつw


さてジャニーズWESTのなうぇすとDVD見た。
最後の方の淳太からシゲに絡んで来るところとか可愛かった(*´∀`)
シゲがちょい嫌そうなのが笑えたw
どうしてもシゲを探してしまう。あと淳太。そうか〜私はシゲじゅん寄りなのかと納得したw

あとBelieverだっけ?
フードは誰や?と思ったら淳太だった。おまけにメガネ掛けてるしw
なんか意味もなくヤラれた(笑)

全体的に映像ロングが多くね?
そこは寄りで見たかったー!ての結構ある。
あと貴重なシゲパートなんだからもうちょい寄ってよ!てのもあるw
シゲ、センターと言いつつ…だからさw

かみりゅせユニ見た妹が、
「衣装がアメ村みて〜」
とw
「いやでもシゲと比べたらマシかも。シゲふっつーの衣装だ」
色味少ない。
ま、正統派っちゃ正統派。

姉「シゲ踊りキレないな。てか踊る気あるんかいw」
「え?そう?キレ無い?」 
姉「キレというかダンス曲はそりゃ踊ってるけど、他の曲は踊るの放棄してるじゃん。踊る気無い。もしこれが自担なら許せん」
え…そうか?
そりゃ1人だけ違う動きしてる時あるけど…。
なんでかな〜。
多分体力はあると思う。振り付け入るのは遅いとは聞く。

いやダンスは何も思ってなかったが、歌はなんか歌い方クセあるよなと。投げるように歌う。語尾の扱いが雑い。
それは思ってた。

なんだろ。なんか悩みでもあるのかな。
思い詰める質らしいけど。
ジャニーズはライブが一番だから…そこは手を抜いちゃ駄目だ。
いや、手を抜いているとは思いたくない。
なんか理由があるんじゃないかと思うんだが。

なんなんだろ。

ん……シゲ…がんば。

で。
姉の言ってたシゲを検証すべくDVD見てたんだが。ダメだ。よく分かんねー。
そこまで手抜きしているようにも感じられない。
某掲示板でシゲのダンスを叩かれてたことあった。その時は理不尽と感じたが、あれは謂れの無い非難ではなかったのか?
もうちょい見てみるか。

神ちゃんのペット。
妹「クオリティいまいち」
「そうか?ちゃんとしてると思うけどな」
妹「聞いててヒヤヒヤする。これなら普通のプロの演奏がいい」
そういうことか(笑)
姉「神ちゃんのペットより、神ちゃんのペットのボイパがか聞きたかった。そっちんが凄いよ」
う〜ん確かに。

大晴のワイパーおもろかったけど、あそこまで尺要らん。キンキコンMCのふぉ〜ゆ〜思い出した。きっと後輩思いのシゲなんだろうが。


さて、一両日経ったが一向に上達しないフリック入力
シゲそこまでダンのスキレがないともやる気ないとも思えないという途中経過w


ドキュメントの流星whatの時のあきしげのお遊びかわえぇ。こういうの好き。

キンチャンの最初の方、淳太のパートの後で淳太をダンスに誘うシゲと、その後シンメで踊るしげじゅんが好きー!
姉「このシンメ感がいい」
はい(笑)

普段映像作品は車載ナビで流している。
だから画面ちっちゃいw
おまけに運転してるからほぼ見えてない。
かと言って家でテレビで見るの面倒くさい。
仕方ない。地道に見ようw


と、ポチポチ書いてる間に初動出た。

ジャニーズWEST★ 【映像作品(DVD+BD)】

2014/14/17 *3位 *33,930(19,601+14,326) なにわ侍ハローTOKYO!!
2015/06/17 *1位 *47,611(28,746+18,865) なにわともあれ、ほんまにありがとう!
2015/10/07 *1位 *53,292(31,056+22,236) 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!
2016/05/18 *1位 *67,884(38,168+29,716) パリピポ
2016/11/30 *1位 *68,981(39,421+29,560) ラッキィィィィィィィ7
2017/05/24 *1位 *93,851(51,017+42,834) 1stドーム LIVE 24(ニシ)から感謝届けます


2017/10/25 *1位 *81,994(43,945+38,049)  なうぇすと


24コン外せばツアーは地道に微増なんだけど。24コンの売上が謎だわ。
姉「関ジュ時代のファンが懐かしさに買ったとか」
なるほどw

あ、姉は小瀧担だったんだが最近冷めた理由。
姉「小瀧って十代の頃はあの年齢にしては出来た子だったけど二十歳過ぎたらそこまでのインパクトないwせめて十代でもうちょい推して欲しかったわ。今年はWEST露出少ないし。5周年にはドームアリーナツアーできてたらいいけどね」
確かに。

デビュー当時の"てっぺん獲ったる"発言は聞いててちょい恥ずかしかった。その青さが。気恥ずかしいというか。KinKi Kidsはそんな段階を過ぎてから自分がファンになったしね。
WESTが今はそれを言わないのは、闇雲さが減じて現実が見えたからだろう。その道筋が多分リアルに見えているからこそ、無闇にガムシャラには口にしなくなったのか。
姉「それも分かるよ。その類は照史も言ってたし。けどそこで落ち着いてどうする?取り柄はガムシャラさぐらいだろに」
う〜んw確かにな(笑)そこで落ち着いてほしくは無い。

一抹の焦燥感と、期待ともどかしさ。
まだ3年だし、ファンとしては彼らの活動を気長に楽しむ?
でも年齢的には、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、ABC-Zと同年代なんだよね。
悠長に構えてらんない。
個人仕事はいいよ。人生は長い。そこまで焦らなくてもいい。
でもさ。グループとしててっぺん目指したいなら時間は待ってくれない。

姉の言葉や、最年長淳太や最年少小滝の年齢思って、彼らの来年の活動を思う。

そりゃあさ、炎転もあるし、ベストヒットもあるし、シングルもあるけとさ。

シゲにドラマ来ないかな〜。あと地上波全国放送で冠バラを!いやマジで。

てw最後DVDと関係ないじゃんw
さて明日からは車載にドキュメント入れるか。

 

明日はラストレシピ見に行く!もう席取ったw
大吾楽しみ。
シゲは何に出るんだっけか。予約設定したが合ってるか不安w

そして。
これ書いた第一義のフリック入力はやはりままならない。4日経ったのにー。
いっそ音声入力するかw

お付き合い、ども。多謝。

 

 と、これ読み返してたらファミマのCM初めてテレビで見た。

なんか感動。ナチュラルな彼らがテレビの画面サイズでw

31は被り物あったしなwww

 


 

『アマデウス』と桐山照史その2

あれから7日?
いやもっと経った気がするけど。

キンキファンで関ジュも知ってる方とツイでやり取りしてて…いやもっと語りたい(笑)
そう『アマデウス』の桐山照史について!

だって前回はめっちゃ地味で控え目でヲタ目線は極力外して…ええーい!もうええわ!好きに語る!w


アマデウス
最初聞いた印象は、え?それ映画でやってたよな?おもろそうな映画だった。それの舞台版?(実は舞台が先だったw)
え?主演幸四郎?でその相手役?モーツァルト?えらいまた本格的な舞台やな。
で、検索して過去のモーツァルト役者を知る。
えー!江守徹?!染五郎武田真治www
なんたって江守徹が衝撃的だった。
大御所もええとこやん。そんな役者さんのやった役を照史がするのか?大丈夫か?あ…でも武田真治やってるしw
すまんー!堂本兄弟のせいで武田真治に対する評価が微妙に低いwいやでも役者としては大竹しのぶとも共演してるし、ちゃんとした役者さんではある。ナイトヘッドだっけ?好きだった。
染五郎は息子だよね。へ〜。でも安倍晴明上手かったしな。

照史か…。WESTじゃ一番役者仕事で買われてるけど、結構演技は大振りというか分かりやすい演技じゃね?あ、でも20歳のなんちゃらで菅田と共演してたのはめっちゃナチュラルな大学生やってたよな。今回は舞台だしな…。
やっぱジャニーズだねなんて言われませんように。いや本人がそこは一番分かってるんだろうが。


観劇前夜にまさかの情熱大陸で、稽古やら初日舞台やら映像流れるwおおいー!ネタバレちゃうんかいw
でもリハ風景見て、幸四郎さんがめっちゃ丁寧に稽古付けてくれてるのが分かる。ほぼほぼ手取り足取りw
皆出演者は台詞が稽古初日に入ってると。照史w大丈夫か?ちょい紙持ってるw(翌日買ったパンフ見たら、この舞台結構引き続き出演の役者さんが多いと知る。ならそりゃ台詞入ってるよな)
照史はちょろちょろ映る。いつもの結構あほな照史w幸四郎の演出に、
「めっちゃムズい😨」
と。

この子達ってオーディションを受けるでもなく、事務所の振り分けかなんかで仕事が降ってくるw
幸四郎さんは事前に神ちゃんと照史W主演のブラブラ見てたらしい。ちゃんと演技のできる人間だという認識はあったらしい。仕事決まって楽屋に挨拶に行った照史を見て、
『眼に狂気と闇がある』
と。
いやその話題大丈夫か?照史レコメンでネタなのにメンタルやられてたぞw

シゲと照史は、楽屋でたまに人を刺してきたような目をすると。
いや分かるよ。多分日頃のキャッキャしてるのとのギャップだろうな。あの明るい二人がシリアス顔するだけでなんか影があるというか得体の無さが出るというか。多分そういうのが役者としての二人の厚みというか底の知れなさなんだろう。

照史って結構何でも基本に忠実っぽい。
ダンスとかも多分一番振り付けに忠実なんじゃないかな。だから目立たない。でもスキルはきっちりしてる。振り覚え早いのは神ちゃん濵ちゃんて言われてるけど、それより初期の雑誌コメントで照史早いっての読んだことある。
芝居も多分ドラマとかではきっちり望むものを見せている気がする。見る人に分かり易い芝居。タッキーと真夜中のパン屋さんやってた時は、Jrなのに芝居の上とはいえ先輩っぽい立場で、よくやってるなと感心した。
二十歳のなんたらは一転して非常にナチュラルな演技を挟んでいた。あぁ、照史ってこんな演技できるんだ…と思った。
HOPEは、他の役者さんが原作に寄せた演技をしたのに対して照史は珍しく原作見ずに演じたと。普段は元にあたるらしい。だからきっとアマデウスも映画やらは見てるのかなと思った。あの笑い声とか。
あ、HOPEの話だ。最近ミセン(元の韓国ドラマ)見た。あれ役者さんが皆達者だね。日本版のHOPEは人物造形がペラい。何故かな?話数の少ないせい?だから皆ソレナリニ、だ。でも照史はカラオケ屋で先輩に支払いをおっ被せられた時の演技とかは、割りと厚み出ていたように思った。
今までの役柄の共通項は、見た目明るく陽気で、でもそれだけじゃない人…かな?


素の照史は、見た目明るく場を引っ張っていくリーダー的な雰囲気ながら中身は乙女だったり涙脆かったりする。
Jrの頃は他人に仕事が入ると自分のどこがいけなかったんだろうと不安になってたらしい。
アマデウスのパンフで、
『嫉妬したことは?』
との問いに、
サリエリみたいに他人を殺したいと思ったことはないが、Jrの頃にあっという間に駆け上がっていく子を見るとぎゅっと胸を掴まれたような痛みを感じた』
と。
そんな思いをずっとしてきたんだろうな。
それは優馬だったり。或いは…シゲだったりかもしれない。濵ちゃんなんかと、
『ジャニーズあるあるや』
と笑っていたが。

どこにいたのかも分からなかったのに、気がつけば関ジュのセンターにいた重岡大毅。その彼が初めてほぼ主役のメインの役を任された時、相当厳しく先輩の照史や淳太に助言を貰ったと言っていた。演出家さんから本番の2、3日前にいきなり、演じている役のカラーを純真な雰囲気から屈折した雰囲気に変えろと言われたらしい。悩むシゲに、
『お前なら、やれる。頑張れ。でもやれないと悩みながら舞台に立つのはお客さんにも一緒にやってる俺らにも失礼。もしそうなら舞台を降りろ』
と、照史。
信じているからこその言葉だろうが、相当にシビア。17やそこらでいきなりの大抜擢で関ジュのセンターに引きずり出された子にはキツかっただろうな。そしてそんなシゲを脇で支える先輩の照史。自分が格好良く真ん中に立ちたいというのはジャニーズだったら普通の欲だろうに。
13やそこらからあの世界でずっと頑張ってきた照史。だからこその、なんやかんやの抱えている厚みがあるんだろう。それが芸に生きる。
今はメンバーができて支えられてもいる感じにホッとするが。


そんな風にナイーブな内面と陽気で頼り甲斐のある外見と、意外ときっちり形を踏まえて演じたりダンスしたりする照史。歌もダンスもトークも演技もなんでも一番達者にこなせる。ステージ上で間を読むのが絶品。だからトークやお笑いの間がいい。コミックな役柄なんて照史じゃないとできないよなと思うものもある。
『中間んち物語』のお祖父ちゃんなんてあの面白さは照史以外では無理。そしてあの照史がいたからこそ、只のジャニーズだからファンにウケて笑いが起きる舞台とは一線を画したクオリティだったと思った。いや照史のクオリティの高さが際立っていたw


アマデウス
幸四郎がこだわっていたのは、脚本の句点に縛られることなく役者の生理に沿って台詞を喋ること。そこにリアリティが表出すると。
でも舞台を見た感じでは、生理に反してるように感じた。そこに違和感。そこがフックになり、その台詞が見る人に引っ掛かる。
ーーーと感じた。
或いはこれは照史には存外苦しかったのかも。多分人の喋りの間に直感的に合わす人じゃないかと思うから。それを意識的に外す演技を演出する幸四郎。言葉の切り方が不自然。確かに引っ掛かる。
でも照史の演技は余りそういった感じはなかった。

最初の登場シーンは情熱大陸で見た通り。
シモネタ乱発というから文ちゃんの舞台をイメージしたがそうでもなかった。なんか生理的にあんまシモネタとも感じないが、多分翻訳物の脚本ないしはモーツァルトが西洋人だからか。スカトロめいたネタは単なる幼児性にしか感じられん。待てよ、それが狙いか?
”ジャニーズが勃つとかw”と言ってるファンがいたが、まぁそりゃ30前だしそれぐらいの役もするわなw錦織演出の戸塚祥太の舞台の方が結構…w


興味あったのが、これまでのモーツァルト役と比べて照史ってどうなの?というところ。
日舞台批評ちょろっと読んだが、テレビ誌増刊だからジャニーズには甘いw照史ベタ褒めだ。
パンフのこれまでの画像を見る。
江守モーツァルトは年齢が幸四郎サリエリと近いから、回想シーンの年齢に近い感じか。同年代の雰囲気が出ている。
染五郎はポスターが出ていた。かっちりとしたスクエアなカツラを被った染五郎モーツァルト。年は23、4。初日に余りのできなさに不甲斐なかったのを父に慰められた染五郎。今の染五郎とは違って線が細そう。
武田モーツァルトの写真は、1幕のぶっ飛んだカツラと衣装。なるほどな。なんとなく分かるぞ。相当エキセントリックだったんだろうな。といっても彼も同様に23、4の頃だ。
染五郎が一番長くモーツァルトを演じている。武田真治は1回だけだが、前回から随分経っているし、スケジュールの関係かもしれない。

その後での桐山照史
陽気でおちゃめで子供っぽくもあり、でも才能は卓越しており、その自分の才能に関しては頓着しない。あることが当たり前みたいな…。
サリエリの作った自分への楽曲をさらりと直して、
「良くなった」
と言う。
ここもっと無頓着に自己中心的にやっても良かったと思うのに、結構さらりと演じている。サリエリの嫉妬心や最初の殺意があれで観客に通じたか?

勿論演出はあるだろう。
『役者は、稽古でいくら演出をつけられようと、舞台に上がればそこは役者のもの。何を言われても本番始まれば、そこは役者の好きにできる』
と言ったのは森光子であり、堂本光一
勿論演出家が同じ舞台で主演を勤めている幸四郎なんだから、そんなに無茶はできないだろうが。あそこはもうちょい濃くやってもいいんじゃないかと思った。

でももしそういう事が実際あったとしても照史やんなさそう。きっちり稽古で確認してやりそう。余りヤマっけはない。


1幕はモーツァルトが派手過ぎてw
おやおや状態だがw
ファザコンか?女好き?才能はあるが社会性はない。小さい頃からちやほやとされ宮廷や金持ちの間を渡り歩いたという生育環境の故か?
憎めないかもだがあんま好きじゃないぞwそういうキャラなんだろうが。音楽の表現の可能性を4重奏を例にとって喋るところは見せ場なんだろうな。確かに良かった。

あ、サリエリだが登場は老爺。なのに一瞬で過去の回想となり若返るとこ。本当に若々しい。驚いたが、そこで起こった拍手にも驚いた。どうやらこの舞台のお約束のようで。でも拍手で台詞が聞こえないw

翻って2幕。
ふーんと見ていて、いきなり女連れで通りすがった黒ずくめのマントに帽子姿の照史に釘付けになる。
え…イケメン…。
うわー。1幕の陽気な明るさ全く無くなってるモーツァルト。あの意味もなく楽天的な雰囲気もない。
でも妻を気遣い幸せだよと言い、そそくさと場を去る。
え…なんで?
あの無駄に明るい雰囲気無くなったらいきなりイケメンに見える照史って…w
気のせいで見間違いかと思い、そこからは双眼鏡で見る。
カツラがまず違う。ナチュラルな髪型。これこの舞台上はモーツァルトの地毛設定か?あのぶっ飛んだカツラじゃないだけで、既にイケメン。
だんだん病んでいく過程で、目の下のクマが濃くなる。
父の亡霊に怯えつつ葬送曲を執筆するモーツァルト。妻にも優しいし、一生懸命気を引き立てようとする。ここ妊婦の奥さんの気を引き立てようと婚約時代みたいにちょっと戯れる。ほっぺをツンツンしたり。病気だから以前みたいな馬鹿騒ぎもせず、テンションが丁度ぐらい。ほっこりするが奥さんは取り合わない。

クライマックスシーンで机を叩く幸四郎サリエリは圧巻だ。ここ双眼鏡なんで視野が狭く、幸四郎も見たいし照史も見たいしで、視線がウロウロする。
机の下にいたモーツァルトが出てきて、サリエリに、
「パパ抱っこ」
と言う。意識が後退してまるで幼児のように、サリエリに。
きっとそこには稚いモーツァルトとその父がいるんだろう。モーツァルトの中では。
仕草と台詞で、観客にそう感じさせる。
ここは圧巻だ。
サリエリに抱かれながら、細く稚く歌うモーツァルトの歌声がたとえようもなく綺麗。
加えて切ない。
綺麗な無垢な歌声が。

それはきっと。
桐山照史だからこそ、あそこまで切なく聞こえるのではないか。
彼の歌唱力故だ。そこは照史あの歌唱力あって良かったなと思った。

多分染五郎は観客に、実生活での父子という関係性をそこはかとなく想起させて、ここは違う意味でのクライマックスだったんじゃないだろうか。
武田真治は…どうだったんだろう。江守徹は?
今の幸四郎の年齢だからこそ、モーツァルト役者との年齢差があるからこそ、ここは切なさを感じる。

その後は、もうモーツァルトは正気ではない。宙の一点を見つめる。次第に色を光りを無くすその瞳。
最後まで瞳は宙に留まり、妻を見ようとはしない。
妻はモーツァルトを見ずひたすら語る。
その間にモーツァルトはもうこの世にはいなくなってる。
鬼気迫る瞳のモーツァルト
妻の膝に抱かれてはいるが、もうそんなことは彼には分からないだろう。
妻の独白の流れる中、瞳の光りが落ちる。


もう1週間経つ。
が、あのモーツァルトの表情がいまだに思い浮かぶ
実はあの後帰りの車でジャニーズWESTのDVDを流しながら帰ったが、違和感半端なかった。
『なにわともあれ』のお祖父ちゃんなんか…wもうね、違和感酷すぎる(笑)
今までドラマ見ても舞台見ても、その人の他の映像見て違和感抱くなんてそんなに無かったのになー。
例えばめっちゃ切ないつよっさんドラマ見てKinKiのバラエティ見ても、それはそれ、これはこれだった。光一氏のSHOCK見てもそう。ということは映像だからとか舞台だからとかは関係ないのかな。ちょっと似てる感覚は、つよっさんのソロ見てKinKi Kidsコンサート見た時か?

かけ離れた存在の輪郭が重ならないのかもしれない。

あの『アマデウス』のモーツァルトを演じた桐山照史
いや、あそこにいたのはモーツァルトだ。

きっと意識はモーツァルト


カーテンコールで。
優雅なお辞儀をする照史。てか、モーツァルト
前に『モールス』のカテコでいきなり思いっきり役が抜けていた小瀧望って話をしていたから、照史はどうなんだろと。
三人で出て来て、幸四郎さんの手を引いて幕に入った時だけは、その幸四郎さんへの気遣いが照史に見えた。


あそこで。
毎回照史はモーツァルトとして生きて、死んでいるのだろう。
そんな彼の思いが伝わる舞台。
たとえ2公演でも見えてよかった。

 


すみません。
前々回のブログと重複している部分もあり。
でも書きたかったの。

役者の桐山照史を見せて貰いました。
いろんな色を見せれる桐山照史
改めて好きだなと思いました。


私ジャニーズって主にドラマで好きになる。
役者仕事してるジャニーズって好きです。
アイドルなのに、アイドルだからこそ、そこで頑張る彼らが。
大好きだー!

 

 

中村氏の演劇批評あったから貼っておく。

 

www.engekihihyou.com

 対するモーツァルトの桐山が、好演とも言える成果を見せた。芝居のキャリアではかなわないが、持ち前の明るさが前半は芝居の雰囲気に合い、それだけに後半、だんだん見えない影に追い詰められる恐怖と、周りから評価されなくなる孤独が明確に見える。役に近付こうという芝居の仕方が、あざとくなく、自然だ。その結果、単に無邪気な天才、というだけではなく、モーツァルトなりの苦悩、尊敬と畏怖の念が相半ばする「父」という偉大な存在への想いが、きちんと見えたのは収穫だ。大和田美帆のコンスタンツェも、初挑戦ながら役の色合いがモーツァルトと良いバランスだ。この一風変わった夫婦は、「似たもの同士」のように見えるが、コンスタンツェがモーツァルトのすべてを理解し、包容する部分もなくてはならない。その加減が、このコンビはちょうどよい。

 

engeki-hihyou.sakura.ne.jp

モーツァルト武田真治が、不思議なことにドラマが進むにしたがって、目に見えて芝居が良くなる。芝居の始めでは、明らかに役柄との距離を感じたが、だんだんに追い詰められて死が身近になる終盤になると、迫真とも言える芝居を見せる。一本の芝居の中で、スタートとゴールにこれほどの差を感じさせる役者も珍しい。最後の場面では、モーツァルトが彼に憑依しているのではないか、とさえ感じた。彼の役者の生理として、下品で猥雑極まりない姿のモーツァルトよりも、死の影に怯えるモーツァルトの方が性に合うのだろう。内山理名のコンスタンツェ、どうしても男優二人の陰にかすむ嫌いがある。武田真治同様に、下品さを演じるのにいささかのてらいがあるように感じた。

 

 

【追記】

訂正だ。どうやらモーツァルト演じた武田真治は当時39歳だったらしい。それ迄に『エリザベート』のトート役なんかもしているから、華やかなキャリアは十分積んでいる。

中村氏の批評を読んでなんとなくちょっと分かる。多分照史の方が若い分幸四郎さんの演出に素直だったんだろうな〜。彼も必死に食らいついていったんだろうし、生来の性格やきっちり望まれるものをという思いは強いだろう。

幸四郎からすれば望外の出来だったのかも。言い過ぎか?

一幕は元気過ぎて突拍子もないが、嫌味もなくモーツァルトの天才さと変なとこを明るく陽性に演じていた。だからこそ二幕での落差が活きるんだろうが。

照史の素直さ。そこが武田真治との違いかなと思った。

演劇批評を読んで思ったことです。

 

 

 

”以下拾い物のモーツァルトに関する感想とインタビュー 最後に照史なにわぶ誌”

 

●武田のモーツァルトは、今回初役だからまだ固さがあるのは仕方ないところだろう。前に息子の市川染五郎がやった時は、歌舞伎で鍛えた身体性ゆえか舞台上でのスピード感があったように思うが、武田のモーツァルトは、モーツァルトの子供じみた心情や、最終局面になって出てくる、父親へのコンプレックス、怖(おそ)れなどをていねいに出している。


武田真治は,現代若者気質そのものといった感じの元気で軽薄なモーツアルトを演じていました.内山理名はオキャンなコンスタンツェを好演していました


染五郎さん、映画と比べると美しいモーツァルトでした。 いえ、やっぱりおバカでお下品なんですけど、原作通りやると日本のお客は引いてしまうので、今年からは少々マイルドな表現にしたとか…。 そのせいか、衣装も以前の公演スチールにあった爆発したよーな鬘は無く、パンクでド派手だけど良く似合っていて、目の保養~でした。

下品なところが多々あったのですが・・・私は苦手ですぅ。染五郎さんを正視できませんでした(笑)。モーツァルトが、卑猥な言葉ばかり連発する、行儀の悪い、軽率な、子供っぽい青年である(パンフレットより)というのが本もとの設定ですから仕方ないんですけどね。あれでも外国バージョンよりはずっとマシなのだそうです。

 

市川染五郎さん。登場シーンで緊張が伝わってきました。気が張っていて笑えない。声が割れてたのも残念。やっぱり2日目って役者さんは不調ぎみなのかも(笑)。でも中盤を越える頃からそんなのどうでもよくなりました。だってキレイなんだもの!彼は染五郎じゃなくなっていました。モーツァルトでした。不幸な少年でした。
 染五郎さんは「前回までは天才だけれど最後に死ぬところでは、人間として見せようと演じました。でも今回は、人間的な部分をまったく感じさせないモーツァルトで行こうと思います。」と記者会見でおっしゃっていたそうですが、私はこの解釈がとても良かったと思います。

 

●──今回モーツァルトとコンスタンツェの顔ぶれが変わり、お二人の印象と、それを受けて桐山さんと大和田さんがどう感じられたか。

幸四郎 私はお二人をみた時、二人とも役になりきってる。俳優の中によく、普段は面白いんだけど舞台に立つと何だかつまんなそうな俳優さんっているんですね。自戒の念を込めて思いますが、逆でないと役者はいけない。普段はもう死んでていいんです(笑)。舞台の上に立ってる間だけは、自分は芝居をしているのが嬉しくて楽しくてしょうがない、これが私の生きがいです、みたいなことを感じさせる演技が、二人にはあります。そして二人が、歌舞伎座にご挨拶に来て下さった時、稽古は好きですか、嫌いですかと聞いた時、好きですと二人とも仰った。桐山君は凄く達者な役者だと思ったので「ご自分のアイディアで演技をしたの、それとも演出家のですか」と聞いたら「演出家の先生から、一から教えて頂きました」と。演出家にとって大変嬉しい俳優。

 

●大阪でカンパニーみんなで焼肉食べに行ったんやけど
時間が遅かったので幸四郎さんと美帆ちゃんは早めに帰宅したので締めの挨拶俺がすることに…

その時幸四郎さんと同じ450回以上アマデウスに出ている松本高麗五郎さんが
「僕は初演から全てのアマデウスに出演してますが桐山君のモーツァルトが1番だと本当に思うよ。」
って言って下さりました
 
もー桐山の目がみるみる赤くなり言葉がつまり...やばい "ってなった時他のカンパニーの方が先に号泣...笑
おいそこ俺が泣く所でしょ!流石につっこんだわ!笑
やっぱりみんなで大笑い
本当に俺は人に恵まれました

幸四郎さんにも本当に感謝してます。
まずモーツァルト桐山照史にしてくれた事1番感謝してます。
「照史君には元気貰ってる」とか「照史君はもう大丈夫!自信のあるモーツァルトを演じてくれてる」と嬉しい言葉もいっぱい下さりました!

凄い役者は舞台に出ると金の粉が降る。みんなが釘付けになって目が離せなくなる。幸四郎さんから教えて貰いましたが幸四郎さんが1番そうだと思います
俺も幸四郎さんみたいな役者になりたい。
いや、なります。

 

 

 

最後の照史の文章ぐっときた。

照史がんば。

応援するよ。ずっと。

本当に素敵な経験だったんだろうな。

 

あ、松本さん…幸四郎さんがいない場だからそこまで言ってくれたのかなと。同席者が泣いちゃうってことはガチの感想だったんだろうな。

 

 

最後の砦が崩れた話ーーーそれはFC入会

あぁ…入っちまったよ…ジャニーズWESTのFC…。
いや、今更?!って話なんだが。

デビューシングルから地味〜にポチポチCDやDVDは買ってた。つい去年の5月に昔の舞台映像にまで手を出したのがやばかった。いや姉が小瀧に興味持ったのがやばかった。
二人って一人より転げ落ち度高いねー。それから二人でシングル初回映像特典を買い漁る。
姉は内→亀→大倉→関ジュ重岡→ヲタ卒→シドギャだったから途中5年ほどジャニーズにブランクあったにも係わらず、FC結成されるとさっさと入会した。

私はといえば…それ横目で眺めて、ま、いっか(笑)
いやCD、DVD収集は全部私です。好きなものは手に入れてないと納得できないwヲタです。FCに姉が入ってればコンサート申し込みはできるし。
なもんでFCには入会せず。
でも日々WESTに侵食されるHDD容量。
いや〜あかんやんw
今まではほぼほぼKinKi Kidsで占められていたHDD容量がどんどんジャニーズWESTにとって変わられる。
自分のスタンスがKinKi KidsジャニーズWESTの間で揺れている。
やばいやばいやばい。

だってさ、シゲ可愛いもん。あのシリアス顔と笑顔とイタズラ小僧のギャップ!
淳太はお兄ちゃんで賢そうなんだけど結構おバカでシゲや小瀧にいじり倒される可愛いさったらない。
小瀧は最年少なのに頭の回転早くてあの歌声!
照史は繊細で乙女。空気読む感と生のステージでの圧倒的な間の上手さ。
流星はひたすらイケメン。顔の造形もだが、それよりどこを切り取っても格好いいステージでの姿に驚いた。ダンス格好いいし自分の見られ方を知っている。
濵ちゃんの普通の20代後半の男性っぽいとこがたまに垣間見えるとこがいい。
神ちゃんは何でもこつこつやってる。多分こうやってずっとやってきたんだろうな。
そんな7人が愛おしい。

でもKinKi Kidsはデビュー前から見てきたし、Φコンのメディアキッスで堕ちたwあれからもう10年が来る。
今更な〜とは思いつつも両グループのリリースものを買う自分。

さて。
昔関ジュのシゲ担だった姉が久々に見た小瀧に堕ちて始まった我が家のWEST旋風。いや燃料投下は私ですw
最近シドがツアー再開し、姉はそっち追っかけ始めてすっかりWEST熱が冷めた。むしろアンチw
おいおいw
こりゃどうもFC更新はしないな〜。コンサート申し込みあるしな〜。
だもんで。
初めてPay-easy決済なるものを使いFC入会手続きをした。会員番号は15万台。へ〜。どうやらもう16万台きてるようで。
一緒にいつも楽曲聞いている二次元とそっち系舞台ヲタの妹を引き込みコンサート申し込みをする予定。一応照史担ですw

思えば最初に彼らを認識したのは、姉の持ってた関ジュ少年たちDVDのシゲ。なんか可愛い子がメインやってるな〜と。今じゃ整体師w
あの頃は関ジュコンサートを追っかけてた姉はシゲ担だったらしいw
カウコンでデビュー決まって4人が7人に。そこから地味〜に見ていた私。1年ぐらいは横目で見ていた。2年目で本格的にハマり地味〜に3年目も楽しみに見ている。
同時に関ジュも見だして、ちょこちょこ文ちゃんや丈の出演舞台見に行ったり。
いや〜ジャニーズって楽しいね(笑)
今まではグループのツアー以外はつよっさんや光一氏のソロやSHOCKだったけど、WESTは7人いるから結構活動広い。新感線の舞台も初めて見たし、去年はドラマ結構出てたし映画もあった。
楽しいっす(笑)


さてコンサートどこに申し込もう。

あ、勿論KinKi Kidsもw

『アマデウス』と桐山照史 関西系ジャニーズファンから観て

行ってきました。
アマデウス
多分最初で最後。10/16(月)昼夜公演。
ジャニーズWEST桐山照史モーツァルトをやると聞きチケットを取った。
以前映画のストーリーは聞きかじって面白そうだと思っていた。だが彼が出演していなければ見てないだろうな〜。と思いつつ、行った。

あ、その前夜に情熱大陸幸四郎さん回。アマデウスの稽古から初日に密着。おおー!タイムリー過ぎる!と、見たら…舞台風景結構映ってたw
演出も幸四郎さんがやってるのか。自分の役は別の役者さんに演ってもらって。会場でパンフ買ったら代役としてちゃんと名前が載ってた。
これ見てふっと浮かんだのがSHOCKで主演と演出演ってる光一氏。彼はソロコンサートの時には自分抜きでリハをする。自分は客席から照明や音響や構成のチェックをしている。
へ〜となんとなく相通じるものを感じた。

あともう一つ。
アマデウス』のモーツァルト役は、江守徹市川染五郎武田真治桐山照史と四代いる。
その市川染五郎幸四郎さんの息子なんだが、光一氏と陰陽師安倍晴明で共演している。光一氏も舞台ずっとやってるんだけど、染五郎さんはテレビドラマで全然声を張りもせず細かなニュアンスまでも台詞に滲ませていた。これは凄いなと思った。さすが歌舞伎役者と言えばいいのか?なんかよく分からないが凄い(笑)

あ、モーツァルト役歴代見てびっくりした。特に初代。江守徹がやってたのか!そんな役を照史がするの?…どうなるんだw

さて、入場。
昼公演は1階13列センター。夜公演は2階5列右サイド。
近いのは1階だが、センター過ぎて前の人の頭が被るw昼公演は双眼鏡無しで見ていた。
でも視力悪いから表情までは見えない。台詞で感情は伝わるけど。
2幕途中の公園かどこかでモーツァルト夫妻とサリエリがすれ違うシーンではっとする。
え…照史格好いい。
なんで?帽子?服装?ちょっと驚いてその後は結構ちょくちょく照史を双眼鏡で見る。照史の最後の登場シーンまで、ほぼほぼずっと双眼鏡で見てた。

夜公演は、ほぼ双眼鏡。昼公演で流れは分かったから結構気楽に双眼鏡で見てた。
でもって分かったこと。
昼公演では台詞が聞き取れなかったり意味が把握できなかった部分が特に最初の部分に多かったが、双眼鏡で顔をちゃんと見ながら台詞を聞くと、存外よく分かると思った。ま、2回目だからだったのかもだが。
照史、2幕では相変わらず途中からめっちゃイケメン。
後半はやつれた雰囲気を出していたが、目の下のクマの化粧も相まってなにやらめっちゃ壮絶。
目の表情が鬼気迫る。

そういや…楽屋に共演決まって挨拶に行った照史を見て、目が狂気を孕んでるみたいなニュアンスのことを幸四郎さんが照史に。
多分それ褒め言葉。だからモーツァルトを演れる…みたいな。
2幕後半の照史の目を見て、それ思い出す。

昼公演見て、ラストのサリエリの言葉含めなんかイマイチよく分からない。意味が、かな?
神という言葉が出てくる。多分それは宗教的なものから来る分からなさなのかなと思った。
キリスト教の神に対する概念というか、そういうものが根底にない日本人にはイミフな感じなのかな?と思った。
で、昼公演終演後パンフ読んでて。同じような困惑を幸四郎さん初演当初感じていたらしい。解決策としては神を善なる行為と置き換えて。

この舞台元々がイギリスの舞台。それをアメリカで映画化。日本での上演ではイギリスでの上演で演出助手だった向こうの人が演出やってた。そして途中から幸四郎さんが演出を。
舞台も映画も見てないから分からないが多分モーツァルトのキャラクターってこういう感じなんだろうね。ちょっとイラッとくる笑い声w下ネタというよりはウンコオシッコネタ多い。幼児性が強いのか?と思った。

ツイッターやブログを観劇前にちょこっと覗いた。ファンの書くものだから照史をベタ褒め多い。そりゃ褒められると嬉しいが、実際演劇ファンからすれば桐山照史モーツァルトはどんな評価なんだろう?
あれだけ松本幸四郎御大が手取り足取り演出付けているんだから、ある程度のクオリティはあるはず。だが、江守モーツァルトはともかく、染五郎モーツァルトや武田モーツァルトと比べてどうなのか。彼ら2人は24才ぐらいに演じている。そこ非常に興味ある。どなたか観た方いたら教えて下さい。


まず全体の感想。
以下ネタバレ気にせず書いてるから、差し障りのある方すみません。
上にも書いたが、ラストの台詞が理解できなかった。はい、すんませんwアホですw

冒頭で観客を”未来からの亡霊”だっけか?そういう形に表現して舞台の一部として招き入れる。
そしてそこからは、これからの行為への伏線を張り巡らす。
最後にはサリエリが全てを収束する。
曰く、絶望を抱えた未来の人(観客)の守護霊となるのでそういう時にはサリエリと呼んでくれ!”
神との戦い若しくは善なる行為に破れた男サリエリ。その破れた存在であるが故に、絶望している人々を救える存在であると説いているのか?
……うーん……分からん(笑)。
すまん。私それぐらいの理解力しかないw
見る人に何かを与えられる結末にしたらしいんだが。

外で私を待っていたうちの姉妹が、劇場から出てくる結構チャラいヲタっぽいおネエさん達が、かるーく、
「人生考えさせられるわー」
と結構大きい声で感想言いながら出ていってたと教えてくれた。
そうか、そうなのか(笑)

この脚本で脚本家は何を伝えたかったのか?
音楽に魅せられた純真な少年が、自分の凡庸さ故に嫉妬に苦しみ人として破綻する様か?
凡庸さに苦しむ人。
そこにキリスト教的神の存在が介在してくる。
西欧は契約社会だから、商人で即物的サリエリの両親は信仰の見返りとして繁昌を願う。
少年サリエリは善なる行為と引き換えに音楽的才能を願う。
神はサリエリに社会的地位を与えるが音楽的才能は与えなかった。そして善なる行為に背信したサリエリに与えた罰は、音楽家として社会的地位を極めつつも己が凡庸であることを噛み締めなければならなかった30年間…らしい。
そんなのいっそ全て放躑すれば楽だったのにね。善なる行為への思いも音楽への天賦の才能も。凡庸ってのはそういうことじゃね?
サリエリサリエリなりの才能があったからこそそこに囚われ、自分の凡庸さを嘆く。
結局は囚われ続けた人間の哀れさを描いた作品なのかな?
で?
嘆くな、そんな時にはこのサリエリを思い出せ。人にはその様な事が誰にもあるーーーか?
うーん。まぁいいや。よくわかんね。


実際は嫉妬とは縁遠いであろう松本幸四郎が、その様なサリエリを演じているのが見物と逝ったのは武田真治
松本幸四郎自身は、演劇と音楽とジャンルは違えどもその様な経験はいくらでもあると言っている。
桐山照史は、サリエリ程の思いはないが、下から駆け抜けて行く者に、心臓を掴まれるような苦しさは感じたことはあると。でもそこで何故か自分を信じることはできていたと。
本当にそうだったのかもしれないし、ジャニーズWESTという仲間を得てデビューできたから、そう感じるのかもしれない。



彼の内面は非常にナイーブだ。
きっとそれが瞳に出ているのだろう。
オーディションで喜多川ヒロムを睨み付けていたにも係わらず”瞳がピュアだった”と評された。
楽屋に初対面で挨拶に言った照史の瞳に”闇と狂気がある”と言った松本幸四郎ーーーそれ言ったら重岡大毅も同類っぽいけどw
桐山照史のそのピュアさやナイーブさがあったからこその、桐山モーツァルトなんだろうな。

馬鹿馬鹿しい幼児性。
才能故の、才能の無駄遣い
非社会的な振る舞い。
大人になりきれない依存性。
なのにそれを補って余りある才能。
ーーーの筈だったのに、サリエリの嫉妬によって滅ぶ。

最後に口ずさんだ幼い頃のままの歌は、本当に綺麗だった。

あれは桐山照史だからこそ、だと思った。
稚さ。
ピュアさ。
哀れさ。
あの桐山照史の歌声、表現力があってこそだろう。

あそこは結構ごつい彼の体がまるで幼児のように軽々と見えたと言っていたファンがいたが…いや、やっぱごついし重そうだよ(笑)それでもその肉体から乖離したような稚い喋りや清らかな歌声は…やはり哀れだ。

て、観てない人々にはなんのこっちゃだなw
サリエリに陥れられたモーツァルトは貧民窟で暖房の薪の金もなく、妻子にも去られ、亡父の亡霊に苦しめながら、独り依頼されたレクイエム(葬送曲)を書く。己への。
自分への社会からの仕打ちはサリエリの差し金なんだろうと思っていたが、そうではないところっとサリエリに騙され信じていたモーツァルト
ところが、病みに冒されせん妄に侵されぎりぎりの所で踏み留まっていたモーツァルトに、実は嫉妬故にこの10年間サリエリがやはり害を為していたことが、サリエリ自身によって暴露される。
亡父の亡霊への恐怖に怯えきっていたモーツァルトに、亡父の亡霊の扮装で現れたサリエリ。そして暴かれる事実。

その現実に、モーツァルトは稚い少年時代に還ってしまう。
無条件に父を頼り、何処へ行っても天才少年と讃えられ歓迎されてスポットライトの中にいたあの幸せな日々。
サリエリを父と見紛い、稚い頃に還ったモーツァルトは歌いながら父に抱擁をせがむ。
そんなモーツァルトを抱きしめるサリエリ

ここ他の役者さんはどんな風に演じたんだろう。
染五郎さんとは実の父子だしな。そういうとこがファンからは見所だったのかも。
江守さんとは同年輩だったからまた違っていたんだろう。
写真を見ると染五郎は結構正統派っぽい格好だった。真面目そう。
武田真治はエキセントリックっぽいよな〜。

で。桐山モーツァルトはどうなんだとうと思った訳だ。


ストーリーに関して。
元々がこれは舞台の脚本。
それをアメリカで判りやすくエンターテイメントの映画に仕立てている。
映画の方が表現が判りやすい。
例えば。
モーツァルトは、サリエリを自分に害する人間だと思っていた。その彼が病の床についたモーツァルトの作曲活動を手伝ってくれる。もう譜面を書き留めることはできないが溢れ出る音楽。それを書き留めるサリエリサリエリにしてみればモーツァルトの圧倒的才能に惹き付けられて譜面起こしを手伝っただけなのだが、モーツァルトサリエリが自分を助けてくれたのだと思い感謝する。 
『君は良い人だ』
そして息絶える。罪悪感に身悶えるサリエリ
ーーーみたいな感じらしい。
そっちが判りやすくてエンターテイメントらしく面白い。
演劇評論家が、”舞台はそこまで判りやすくはしていない”と。エンターテイメントではないのか?文学、芸術だからか?
みたいなことを感じた。そりゃ余白はいるけどさ。
まぁだからこそ、こんな一文書いてるんだけどさw



最後に。
この舞台見ながら、来る前に見てた『中間んち物語』という吉本新喜劇風のジャニーズWESTのコント思い出していた。その中でちょっとボケも入ったクセのあるおじいちゃんを相当濃く演じてた。
ジャニーズWESTって関西ということから、結構コミック的要素のあることをする。このコントだったり、MVのコウセイだったり。
そしてジャニーズWESTは役者としての仕事をするメンバーも多い。例えば重岡はクソ真面目な融通の利かない商人の息子を時代劇で演じたかと思えば、バンド内で恋愛や人間関係で苦悩する青年であったり、ピュアな田舎の中高生を演じてたりする。
しかし別にコントと振り幅大きくても、そこまで違和感はない。藤井流星しかり。小瀧望しかり。
しかし今回このモーツァルトを観て。
モーツァルトを演じている桐山照史を観て。
それまでの諸々の桐山照史の演じた役や、素っぽい桐山照史と違和感を感じた。違和感というか、重ならなさ。
これが映像と生の舞台の差なのかな。
圧倒的迫力を持ってモーツァルトがそこに生きて、そして死んでいる。
あのコントのおじいちゃんと、このやつれて鬼気迫る、そして稚い歌声のモーツァルトが同じ桐山照史とは。輪郭が重ならない。
そういう点では、あっぱれなんだろうな。

あ、カーテンコールの桐山照史は、まだちゃんとモーツァルトでした。
ひらひらと掌を翻して優美に一礼をする中世の宮廷人でした。
幸四郎さんを気遣いつつカーテンの中に下がるところは桐山照史だったけど。





蛇足。
昼公演見学が関西ジャニーズJrの林真鳥
たまたま終演後通りかかる。エレベーターを待つ間目立つからスタッフさんにエレベーター前でしゃがんでてと言われ素直にしゃがむ。でも自分の様子鑑みて、
「これかえって怪しくない?」
と言っててかわゆかったw